MOVIE
乗り物も遊ぶ季節も違えど同じ山を愛する者同士の共演『LAST CHAIR, FIRST RUN』
2021.05.10
スノーボーダーにとってラストチェア(リフト)を迎える時期は、マウンテンバイカーにとってのファーストランを意味する。
米ウェストバージニア州を代表するマウンテンリゾート、スノーシューでは春のわずか数週間、スノーボードとマウンテンバイクを愛好するライダーたちがともに同じスロープを楽しむ時間が訪れる。雪解けが進み、オンスノーとオフスノーのコースをそれぞれ用意できるからだ。
同じチェアリフトに乗り、それぞれのコースを駆け下り、時に交わる。乗り物は異なるものの、同じ山を愛する者同士の美しい共演が表現された映像作品『MTB DOWNHILL VS. SNOWBOARD|LAST CHAIR, FIRST RUN』を紹介したい。
USスノーボードチームに所属してスロープスタイル&ビッグエアで北京五輪を目指す、ともに20歳のルーク・ウィンケルマンとショーン・フィッツシモンズ。そして、マウンテンバイク専門誌の表紙を定期的に飾るほどの人気を誇る18歳のカーソン・ストーチとフリーライドを得意とする20歳のジャクソン・リドルらが主役だ。カーソンはバイクでスピンを得意としている理由について、幼少期にスノーボードをやっていたからだとRed Bullの紹介ページで明かしている。まったくの別物かと思いきや、共通項は多々あるのだろう。
弊ウェブマガジンの読者アンケートでもマウンテンバイク愛好家が一定数いた。オフシーズン、スケートボードやサーフィンだけでなく、マウンテンバイクもアリだ。バイクでインプットしたアクションがオンスノーでアウトプットされ、あなたのライディングスタイルがより輝きを増すかもしれない。
photos: Chris Wellhausen / Red Bull Content Pool