スケートパークとは異なり、雪で造成されているスノーパークを維持管理することは言うまでもなく多大な労力を要する。トップシーズンであれば凍てつく寒さの中、ゲレンデのクローズ後に夜な夜な作業なんてザラだ。そんなスノーパークを支えるディガーがいるからこそ、僕たちは安心かつ安全にパークライディングを楽しめるわけ。
THE PARKS HAKUBAがお届けしている連載パークムービーもエピソード5を数え、今作は彼らディガークルーが主役だ。3月中旬に長野・栂池マウンテンリゾートのTG PARKSにて撮影が行われた。
本パークはもちろん、ゲレンデの細部に至るまでを知り尽くしている彼らだからこそ、バンクドスラロームのコースや自然地形まですべての遊び方が参考になる。さらに言えば、スノーボードを愛しすぎているディガークルーの滑りからは歓びが溢れ出ているため、滑走意欲を掻き立てられるだろう。
普段は裏方のディガークルーだけに、滑れる時間を大切にしていることが非常によく伝わってくる。残りのシーズン、僕たちも一本一本のランを噛み締めて滑りたいものだ。