MOVIE
全スノーボーダーが感情移入できる情緒豊かな映像作品『BACKYARD BOOGIE TÖÖ』
2020.10.07
新品のボードを包み込んだシュリンクを剥き、ソールにワックスを注入。スクレーピングした後にブラシをかける。そして、リビングにボードを置いてその上にまたがり、ヒザを落として身体を上下動させながらターンのイメージを膨らませてみたり。スノーボーダーであれば、誰しもが経験したことがあるのではないだろうか。
仲間とともにゲレンデのサイドヒットを当て込みながらフリーライディングに明け暮れ、人里離れた山を登りパウダーを喰らい、街中のハンドレールに当て込む。もちろん、パークで遊んだり、フラットバーンでグラウンドトリックに興じるのも悪くない。本ムービー『BACKYARD BOOGIE TÖÖ』のプロデューサーを務めるグリフィン・シーバートは、友達とのセッションを楽しんだときに溢れ出す感覚を捉えようと常に追求している。時間が経つのを忘れて無意識のうちに口元が緩んでいるような、あのアドレナリンが出ている状態だ。
グリフィンは「横乗りはこうしなきゃいけないなんてルールがないことを覚えておいて。そして、楽しんだもの勝ちだってことも」というメッセージを添えて本作品をドロップしている。19分あまりと“ながらスマホ”で観ることは厳しいボリュームだが、その時間を作るだけの価値はあると断言しておこう。
プロだろうがアマだろうが関係ない。仲間とともにセッションを楽しむことは普遍的な価値観だから。絶対に滑りたくなる。仲間とセッションしたくなる。そんなムービーをどうぞ。