BACKSIDE (バックサイド)

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MOVIE

13ヶ月連続して自動車を使わずに雪山で滑り続ける男の想いとは

2020.09.24

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この1年間、13ヶ月連続して自動車を使わずに雪面にターンを刻んだ男がいる。彼の名はストラットン・マテソン。1年前の7月、自身の信念とモラルを具現化するため、人力で雪山へ移動する旅を始めることに。まずは、米オレゴン州ベンドの自宅から往復90マイル(約145km)の距離を自転車で走り登山口を目指し、6,500フィート(約2km)のハイクアップとスプリットボードで移動、ゴミは数グラムしか出さず化石燃料を一切使用することなく食事を摂るなど、すべてはここからスタートした。
昨シーズンは12月12日から2月4日まで、ベンドからニューメキシコ州タオスまで自転車で移動。Googleマップで調べると、最速ルートでも1,243マイル(約2,000km)もあり、車でも20時間以上かかる距離を人力で走破した。
「スプリットボーダーとして、また、バックカントリースキーヤーとして、私たちは水や山、土地など、すべての自然の恵みに深いつながりを感じ、敬意を払っている。しかし、私たちがこれらの神聖なる場所で滑るための移動手段が、その大自然の健全性を犠牲にしているとするならば、そこに人間が成長する余地がある」
ストラットンはこのような考えから、本ムービープロジェクト『BIKE TO BOARD』を続けている。そして今年7月、冒頭で述べたように自動車を使わずに雪山で滑り続けてから1年が経過した。たったひとりの活動では地球を守ることはできないのかもしれないが、ストラットンの想いが世界中に広がることで、きっとこれからも雪は降り続けるのだろう。

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