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BURTONのCEOにジョン・レイシーが昇進。ドナ・カーペンターはチェアマンに
2020.03.02
この1年半に渡って、BURTONのオーナーであるドナ・カーペンター氏と共同CEOの役割を担ってきたジョン・レイシーがCEOに就任したことを同ブランドは発表した。ドナは亡き夫でありBURTONの創設者、ジェイク・バートン・カーペンターが以前務めていたチェアマンとなる。
「ジョンは、ジェイクと私、私たちの息子たち、取締役会の信頼を得て、CEOとして会社をリードしていくことになりました。ジョンは一生懸命働いてくれていたので、この昇進は自然な流れだったし、ジェイクと私がかなり長い間考えてきた節目です。数年前、もしジョンがCEOになりたいと思っているのであれば、いくつかやるべきことがあるということを私たちは彼に伝えました。優秀なリーダーシップチームを作ること、ブランドとカルチャーを強化すること、戦略プランに注力し、確かな業績を達成することなどがありましたが、ジョンはそれらのチャレンジに取り組みました。そのおかげで、ジョンが社長兼共同CEOとなって以降、私たちのビジネスは一貫して安定しています」と、ドナは語ってくれた。
ジョンは1997年にBURTONに就職し、はじめはライダーサービスでユーザーの電話対応をしていた。それ以降、カスタマーサービス、プロダクト開発、セールスから、プロダクトの部署全体を管理する役員ポジションに至るまで、会社のほぼすべての側面に携わってきた。ドナによると、ジョンは常に会社を経営したいと思っており、これまで着任したすべての役職において優秀な成績を達成することでその能力を示してきたとのこと。
2016年にジョンがチーフプロダクトオフィサーから社長へと昇進する際、DTCビジネスにより注力することで、BURTONが直面していた不安定な小売業界の状況を乗り越えたのだ。2018年末に、ジョンはドナとともに共同CEOとなった。ジョンとドナの素晴らしいリーダーシップの下で売上高を伸ばし、在庫削減、DTCの取り組み強化などを行い、2年連続で会社の業績目標を上回ることができた。
ジョンのCEO就任に伴い、ドナはオーナー兼チェアマンとして引き続きBURTONに深く関与していき、スノーボードというスポーツの後援者、支持者として、ジェイクのレガシーを守っていくことに力を注いでいく。これまで同様、3人の息子たちとともに、2018年12月に発売開始したコレクションであるMINE77を含め、ジェイクがもっとも大切に扱っていたプロジェクトにおいて役割を果たしていく。また、このスポーツと業界を代表し、国際市場の支援、そして山でも役員室においても、さらなる多様性に向けた主張をし続けていくようだ。
「ジェイクとドナ、取締役会の信頼を得てBURTONのCEOになれることは、私の人生の中でもっとも名誉ある瞬間のひとつです。私は今後もBURTONが次の時代へと進化していけるよう、会社全体に力を与えることを重点的に取り組んでいきます。この素晴らしいブランドと、私たちみんなが愛するこのスポーツのヘリテージを守るために、ドナと彼女の息子たちと密接に協力し合っていけることは光栄です。BURTONの未来は明るく、ジェイクが始めたことをさらに前進させていくというコミットメントと活力を、ここで働く全員から感じとれると思います」
このようにジョンは話している。今後のBURTONがどのような展開を見せるのか。注目したい。