BACKSIDE (バックサイド)

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MOVIE

オーストリアが誇る43歳のベテランが飛びまくり。スティーブ・グルーバーの真骨頂

2020.02.05

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欧州スノーボードシーンの第一人者のひとりであり、コンテストで名を馳せた後、ABSINTHE FILMSへの出演などムービースターとして活躍。現在43歳となったスティーブ・グルーバーをご存知だろうか。1998年に正式種目となったオリンピックのハーフパイプ競技に出場する実力がありながらも、テリエ・ハーカンセンと同様に突如としてスキー連盟に支配されることを嫌いボイコット。そんな彼は今もなお、バックカントリーで飛びまくっているのだ。
昨シーズン撮影されたフッテージをまとめたムービーになるが、年齢を感じさせないフリースタイルな滑りがクールすぎる。ドイツ・ベルリンに拠点を置く「PRIME SNOWBOARDING MAGAZINE」のインタビューで、“多くのプロスノーボーダーは43歳にもなれば自身のキャリアを終了させているのに、あなたは続けている。それはどうして?”という問いに対して、スティーブは次のように語っている。
「山があり、自然があり、自由がある。そしてツリーランやパウダーを仲間たちと滑るときの気持ちよさ。それらの瞬間のためさ。それこそがオレにとってのスノーボーディング。肉体的にはトリックをすることが難しくなっていくけど、これまで培ってきた仲間たちとの経験や友情を活かして、フリースタイルに滑り続けることに挑戦していきたい」
弊サイトの読者にはアラフォー世代のスノーボーダーも多いと思うが、スティーブの言葉に耳を傾けてほしい。もちろん、彼のスキルとキャリアがあってこその話ではあるが、スケールダウンさせて考えたうえで、ターンばかりに固執するのではなくフリースタイルに楽しんでほしい。きっと、スノーボードライフがより充実するはずだから。

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