MOVIE
標高4,000m級の山で“滑る”と“釣る”を両立する男のロマン『CAST AND CARVE』
2019.09.22
日本でもそうだが、スノーボードを生業としているプロスノーボーダーたちは釣りが好きだ。一般スノーボーダーに置き換えてもそうなのかもしれない。
山に降り積もった雪の上を滑り、その雪が解けて流れ出した川や湖で魚を釣る。これらを同時期に楽しめるシーズンをジミー・グッドマンは毎年待ち望んでおり、それを『CAST AND CARVE』という作品として発表した。
狙うは米カリフォルニア州にしか生息しないと言われているゴールデントラウト。トラウトとはマスのことで、レインボートラウトがニジマス、ゴールデンということは金のマスだ。標高4,000mクラスの高山域の川や湖でしか釣ることができないそうで、釣る際にも魚を傷つけないような工夫を施し、キャッチ&リリースが基本なんだとか。シエラネバダ山脈に位置する釣り場が解禁される時期は残雪があるため、こうした撮影が実現したようだ。
アングラーでもあるメンズスノーボーダーにとっては、まさに“男のロマン”と言えるのかもしれない。