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世界最高峰パークの最先端トリックとしてトウ抜きのフロントサイドスピンが再燃?
2019.01.04
本記事で紹介するムービーは2018年12月に撮影されているのだが、すでにトップシーズン全開だ。米カリフォルニア州マンモスマウンテンが誇る世界最高峰のパークを舞台に、ハリソン・ゴードン、スコット・ブラム、ジャッド・ヘンクス、ダスティ・ヘンリクセンら、名立たるライダーたちのセッションを収めたムービーシリーズ『MAMMOTH HOT LAPS』のエピソード1が公開された。
ジャンプからジビングに至るまで最先端トリックが連発するわけだが、そのなかでも特に注目してほしいトリックを紹介しよう。往年のスノーボーダーであれば懐かしく、2000年代以降にスノーボードを始めたという人には違和感を覚えるだろうアクションが収録されているのだ。2:15からダスティが、2:50からジャッドが繰り出しているので、まずはムービーをご覧いただきたい。
近年、フロントサイドスピンはヒール抜きがセオリーとされているが、90年代初頭はそうではなくトウ抜きが主流だった。回転方向とは反対側のエッジを雪面に食い込ませた反動を利用してスピンすることになるため高回転スピンには不向きだが、そのテイクオフで生み出される回転軸が新鮮ということなのだろう。
若手フリースタイラーはもちろん、ベテランスノーボーダーのみなさんも、昔取った杵柄とばかりにトウ抜きのフロントサイド360にトライしてみては?