言わずと知れたノルウェーが誇るトリックマスター、マーカス・クリーブランド。X GAMESやワールドカップを制するなど常に話題多き18歳ライダーが、ついに昨シーズンのまとめ動画を公開したので紹介したい。

彼をよく知るスノーボーダーであれば言わずもがなだろうが、BSクワッドコーク1800などの高回転スピンはもちろんのこと、キッカーのナックル部分を活かした創造性あふれるトリックや卓越したジブトリックなど、これまでにも増してキレのあるライディングが多数収録されている。
特筆すべきは、いわゆるパウダーボードであるスワローテールの板に乗って数多くの高難度トリックを繰り出している点だ。重心がテール寄りになるようセットバックされており、深雪での抵抗を軽減するためにテールが割れているボードは、間違いなくフリースタイルに向かない。しかし、割れているテールにレールを挟み込むようにコスったり、そのテールでテイクオフしてダブルBSロデオを繰り出すなど、もはや理解できる範疇にない。
2018年2月の平昌五輪に向けて、どのレベルにまで仕上げてくるのか。楽しみであり、恐ろしくもある。