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	<title>FEATURE | スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</title>
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		<title>なぜ、国内外の雪山を巡った中山悠也は群馬を選んだのか。川を知る男が語る、雪山を冒険する楽しさ【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 16 Oct 2026 03:01:18 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 11]]></category>
		<category><![CDATA[中山悠也]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>06 群馬 / 利根沼田 ※2020年に綴った言葉をそのまま掲載 ※本文に登場する「谷川岳天神平」は、2024-25シーズンより「Mt. T by 星野リゾート」として運営されています &#160; &#160; マウン [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_84/">なぜ、国内外の雪山を巡った中山悠也は群馬を選んだのか。川を知る男が語る、雪山を冒険する楽しさ【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2 class="post-headline">06<br />
群馬 / 利根沼田</h2>
<p>※2020年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
※本文に登場する「谷川岳天神平」は、2024-25シーズンより「Mt. T by 星野リゾート」として運営されています<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">マウンテン＆パークライディングが密接に絡み合う地</h3>
<p>関越自動車道・練馬ICから車を走らせること約2時間。国境の長いトンネルを抜けなくても、関東地方とは思えないほどの降雪に恵まれたスノーエリアが群馬にある。東京方面から見て関越トンネル手前の最後の下り口である水上IC周辺と、その15kmほど手前の沼田IC周辺の2つの地域だ。<br />
&nbsp;<br />
群馬と新潟の県境にある三国山脈の中心である谷川岳。日本百名山のひとつであり、まさに水上のシンボルとしてそびえ立つ。標高1,977mを誇り、周囲の万太郎山、仙ノ倉山などを含めた谷川連峰はバックカントリーエリアとして周知されている。<br />
&nbsp;<br />
天神平のリフトを利用してバックカントリーへのアクセスが可能。しかし、一般スノーボーダーと区別するために所定のゲートからボードを脱いだ状態で出入りすることを原則とするなど、事故を未然に防ぐための様々なローカルルールが制定されているのだ。<br />
&nbsp;<br />
と、谷川岳の話が中心になってしまったが、宝台樹や奥利根スノーパークなど、水上エリアのほとんどのローカルゲレンデが良質な雪の恩恵にあずかっているのだ。<br />
&nbsp;<br />
そして、より首都圏に近いにも関わらず多くのゲレンデを有することから、沼田ICで下車するスノーボーダーは多い。インターからもっとも近い川場や、やや距離はあるものの片品エリアにまで足を伸ばせばその選択肢も広がる。さらに言えば、内陸に位置するため標高が高い山間部の雪は想像以上にいいのだ。<br />
&nbsp;<br />
その昔、尾瀬戸倉で国際大会が開催されるなど、このエリアはフリースタイルの聖地だった。余談だが、2000年に同ゲレンデで開催されたアマチュアのハーフパイプ大会には男子だけで約800人のエントリーがあり、4日間もかけて行われた。それほど熱狂していた時代であり、その受け皿が群馬にあったわけだ。<br />
&nbsp;<br />
現在ではハーフパイプは姿を消したが、これまでの潮流を踏襲してか丸沼高原など、このエリアはスノーパークも人気である。<br />
&nbsp;<br />
かつて、前出の国際大会に出場していた故クレイグ・ケリーやテリエ・ハーカンセンは大会を終えると尾瀬を後にして、谷川岳のバックカントリーを滑っていた。このように、それぞれのエリアが密接に関わり、バックカントリーシーンとフリースタイルシーンとが有機的に交わるエリアなのである。<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h2 class="post-headline">“山”と“川”を知る男<br />
中山悠也</h2>
<p>かつては SAJ（全日本スキー連盟）に所属してハーフパイプのW杯を転戦し、現在は群馬に拠点を移してフリーライディングを中心に活動している中山悠也。右も左もわからないまま群馬・沼田に定住して5年。ローカルの教えをこうむり、コンディションに合わせて水上から片品まで動き回る様は、まさに首都圏スノーボーダーの鏡と言える。<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YuyaNakayama.jpeg" alt="" width="1280" height="904" class="alignnone size-full wp-image-45791" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YuyaNakayama.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YuyaNakayama-300x212.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YuyaNakayama-1024x723.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YuyaNakayama-768x542.jpeg 768w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">移住者だからこそ、冒険して得たリアルな情報。</h3>
<p>冬は新潟でスノーボーディング、夏は静岡でラフティングガイドと、ふたつの土地を往来するデュアルライフを続けてきた中山悠也は5年前、双方を実現できる水上エリアに移住した。ラフティングガイドを生業としている中山は静岡出身なのだが、スノーボードにのめり込むことになったキッカケが一風変わっている。<br />
&nbsp;<br />
「父親が人工降雪機の会社で働いていて」<br />
&nbsp;<br />
その人工雪を利用して、なんとゴルフ場のスロープにパークを造っていたそうだ。そのゴルフ場とは、中山の地元にある朝霧ジャンボリー。「親父も働いていたし庭みたいなところだった」とそこは彼の練習場となり、夢中になってライディングに明け暮れていた。以前、水上エリアの空き地にDIYパークを造っていたことがあったが、こうした経験が原点にあったからなのかもしれない。<br />
&nbsp;<br />
「高校を卒業してからずっとパイプをやってて、オリンピックに出たいなと思って。ナショナルチームに入りW杯を転戦してたんだけど、トリノ五輪に出れなくて（オリンピックを）目指すのはやめました」<br />
&nbsp;<br />
そこから滑るフィールドを変え、ライディングの幅を広げた。妙高の地で仲間たちと滑り込み、そして、地元でラフティングガイドを始め、二足のわらじで数シーズンを過ごした。<br />
&nbsp;<br />
その後子宝に恵まれ、家族で半年ごとに引っ越すという生活を繰り返していたのだが、拠点をひとつにするべく選んだ地が群馬だった。パウダーライディングをメインに活動していた中山にとって、名峰・谷川岳を筆頭にハードな山々が点在する群馬は理想の地でもあった。<br />
&nbsp;<br />
「移住してみたら、練習でスイスに行ったときに出会ったメンバーが尾瀬戸倉や丸沼高原にいたり、昔パイプをやってた人がいて繋がったりして」<br />
&nbsp;<br />
「水上方面の山は全然知らなかったんですが、人づてにいろんなことを教えてもらって自分でも開拓できるようになり、今はその魅力にハマっています」<br />
&nbsp;<br />
誰かに連れて行ってもらったポイントには、後にひとりで何度も足を運び、その特徴や地形を調べあげた。<br />
&nbsp;<br />
「今までやってきたことの集大成として、オールジャンルで楽しめる最高の場所を見つけたなと思います」<br />
&nbsp;<br />
想像していた以上に深い魅力が、群馬にはあったということだ。このエリアは首都圏からのアクセスがよく、谷川岳のような上級者を熱狂させる山もあれば、初心者や家族連れが安心して楽しめるゲレンデもある。幅広いバリエーションが魅力なのだが、中山はどのようにフィールドを選んでいるのだろう。<br />
&nbsp;<br />
「水上方面と片品方面でそれぞれいいときがあるので、天気図を見ながらまずはどっち方面に行くか決めますね」<br />
&nbsp;<br />
「一番狙いたいのは天神平から谷川岳。魅力的でヤバいところなので、天神は常に頭に入れています」<br />
&nbsp;<br />
標高1,500mを誇る谷川岳天神平は、降り積もるその上質なパウダースノーはもちろんのこと、斜度のある開けたバーンにアクセスしやすいため、コアなスノーボーダーからの根強い人気を持つ。<br />
&nbsp;<br />
「その手前にあるホワイトバレーは裏山も面白いし、ちょっとハイクすればラフティングのベースがあるほうに滑り下りれるんです」<br />
&nbsp;<br />
知る人ぞ知るラインなのだろう。特に谷川岳は風の影響を受けるため、目的地を急遽変更できる選択肢がある点もこのエリアの懐の深さである。<br />
&nbsp;<br />
「ロングランをしたいときは宝台樹。ゲレンデ内の地形が沢状になっていて面白く、まだ穴場なので競争率がそれほどでもない」<br />
&nbsp;<br />
水上宝台樹の地形の面白さは、この地を知るプロスノーボーダーたちの間でも定評がある。<br />
&nbsp;<br />
「奥利根はナイターでパウダーが当たれば最高」<br />
&nbsp;<br />
首都圏から訪れるスノーボーダーが多い奥利根スノーパークでは、ナイターだけでなく早朝営業も行っているので、朝晩に湿気の飛んだ軽いパウダーを堪能することができるのだ。<br />
&nbsp;<br />
沼田から見て北に天神平や宝台樹、奥利根などがある水上エリアと、東に丸沼高原や尾瀬戸倉、オグナほたかなどがある片品エリアへと分かれている。冬型の気圧配置では双方のエリアにまとまった雪を降らせるが、南岸低気圧が入ってくると特に片品方面の山が影響を受けるそうだ。<br />
&nbsp;<br />
「太平洋側から低気圧が入ってくると丸沼に行きますね。標高が高いので、けっこうドライなパウダーが味わえます」<br />
&nbsp;<br />
丸沼高原は充実したパークを完備していて、フリーライディングをするにも地形がすごく面白いのだそうだ。<br />
&nbsp;<br />
「午前中は丸沼で滑って、沼田へ戻る途中に尾瀬戸倉に寄って仲間とセッションしてから帰る、なんてことも日常的にあります」<br />
&nbsp;<br />
それぞれのエリアには近距離でいくつものゲレンデがあるため、双方からコンディションのいいエリアを選んだうえで、さらに選択肢があるということである。<br />
&nbsp;<br />
「尾瀬岩鞍は急斜面が豊富なのに、パウダーの競争率が低い穴場です。武尊方面に行くときはバックカントリーが中心ですね。オグナほたかから上がって、武尊山の裏を滑ったり」<br />
&nbsp;<br />
標高2,000mを超える武尊山の山麓には複数のゲレンデがあり、川場もそのひとつである。<br />
&nbsp;<br />
「川場のゲレンデからアクセスできる剣ヶ峰からは360°見渡せて、尾瀬や水上のほうまで見えるんです。群馬は山全体が繋がっているような入り組んだ地形なので、冒険するには最高ですね」<br />
&nbsp;<br />
アクセスするゲレンデの選択肢がありすぎて困るのだと、嬉しそうに話してくれた。<br />
&nbsp;<br />
「北海道だと軽すぎるので、踏んでいなくても雪が舞い上がるんですよ。妙高の雪は水分を含んでるうえに、量が多い分さらに重く感じるという特徴があります。群馬エリアの場合、量はさほど多くはないけど、雪質がよくて踏み応えもあるんです」<br />
&nbsp;<br />
「水上も片品も内陸で日本海側からの距離が同じくらいだと思うので、どちらのエリアも雪の軽さがちょうどいいのかもしれませんね」<br />
&nbsp;<br />
軽すぎず重すぎず、ターンしていて気持ちいい雪なのだと中山は分析する。<br />
&nbsp;<br />
家族が住みやすく、首都圏や実家にも移動しやすい場所。春夏秋冬で山に関わる仕事ができることがいいそうだ。夏のラフティングの仕事が冬の雪山に活かされることもあり、山と川の位置を知ることでいろんな地理を把握できるそうだ。<br />
&nbsp;<br />
「水脈を知ることで、この川はあの山から流れていて、あの山は滑れるんだって人に伝えることもできて」<br />
&nbsp;<br />
川の知識があれば山がさらに面白くなるのだと、地図を指差しながら話す中山の目は、間違いなく群馬という地に魅了されていた。</p>
<p class="credit">edit + text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）<br />
interview + text: <a href="https://www.instagram.com/yukie_ueda/" rel="noopener" target="_blank">Yukie Ueda</a></p>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_78/" rel="noopener" target="_blank">INTRODUCTION｜はじめに</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_79/" rel="noopener" target="_blank">01｜北海道 / 札幌　安藤健次インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_80/" rel="noopener" target="_blank">02｜北海道 / 道北　佐藤秀平インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_81/" rel="noopener" target="_blank">03｜北海道 / ニセコ　渡辺大介インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_82/" rel="noopener" target="_blank">04｜東北 / 北東北　杉本幸士インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_83/" rel="noopener" target="_blank">05｜東北 / 南東北　松浦広樹インタビュー</a><br />
<strong><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />06｜群馬 / 利根沼田　中山悠也インタビュー</strong><br />
▷07｜新潟 / 魚沼　関口 敬インタビュー<br />
▷08｜新潟 / 妙高　小西隆文インタビュー<br />
▷09｜長野 / 白馬　美谷島 慎インタビュー<br />
▷10｜長野 / 北信　中山二郎インタビュー<br />
▷11｜岐阜 / 飛騨　太田宜孝インタビュー<br />
▷12｜西日本 / 近畿・中国　中尾正明インタビュー<br />
▷OUTRO｜JAPOW PRIDEからJAPOW FROM___へ。<br />
&nbsp;<br />
＿＿＿<br />
&nbsp;<br />
<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 11 「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</strong><br />
&nbsp;<br />
北海道・ニセコや長野・白馬を中心に大挙して押し寄せている外国人は、なぜ日本の雪山にこだわり続けているのか。それは、ここまで多くの人々が日常生活しているエリアに雪が大量に降る国がないから。米アラスカの僻地やカナダBC州の山奥には、もちろん大量に極上パウダースノーが降り注ぐ。しかし、それとはワケが違う。街があり、その近くに多くのゲレンデが点在し、ハイクオリティなパウダースノーが堪能できる。しかも、食事も温泉も人も最高。さらに言えば、リフト券が格安だ。これらが日本が世界に誇るべき価値なのである。これを言い換えれば、僕たちは世界中の雪を愛する人々が羨む環境に住んでいるということ。だからこそ、ニッポンの雪と山と文化を改めて知ってほしく、この一冊を編むことにした。世界一の豪雪大国に住むスノーボーダーの胸に、“JAPOW PRIDE”を刻みこんでもらいたい。<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg" alt="" width="1280" height="712" class="alignnone size-full wp-image-45670" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-1024x570.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-768x427.jpg 768w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
</p>
</div>
<p>&nbsp;<br />
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			</item>
		<item>
		<title>表と裏で異なる雪山の表情。松浦広樹が語る、南東北ならではの自由すぎる遊び方。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE」</title>
		<link>https://backside.jp/10th-anniversary-archive_83/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 15 Oct 2026 02:53:44 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 11]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
		<category><![CDATA[東北]]></category>
		<category><![CDATA[松浦広樹]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>05 東北 / 南東北 ※2020年に綴った言葉をそのまま掲載 ※本文に登場する「アルツ磐梯」と「猫魔」は、2023-24シーズンより「星野リゾート ネコマ マウンテン」として一体運営されています &#160; &#038;nbs [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_83/">表と裏で異なる雪山の表情。松浦広樹が語る、南東北ならではの自由すぎる遊び方。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2 class="post-headline">05<br />
東北 / 南東北</h2>
<p>※2020年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
※本文に登場する「アルツ磐梯」と「猫魔」は、2023-24シーズンより「星野リゾート ネコマ マウンテン」として一体運営されています<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">表と裏で異なる表情を攻略する面白さ</h3>
<p>1951年12月、東北地方で初となるリフトが山形蔵王に架かった。1950年に架けられた草津温泉のリフトが日本初ということなので、南東北エリアはその走りだったと言えるだろう。<br />
&nbsp;<br />
東北を東西に分断する奥羽山脈が大起伏山地であるため、冬季の北西風の影響により降雪の恵みを受けている。だから多くのゲレンデが古くから点在しているわけだが、それに加え、福島、山形、仙台などの主要都市が脊梁山地に近いため、定住している多くのスノーボーダーたちにとってアクセスがいいことも特徴だ。また、これらの地域は日本海沿岸地域に比べると雪質が乾燥している。よって、コンディションのいいゲレンデが身近に存在するのが南東北なのだ。<br />
&nbsp;<br />
さらに細かく見ていくと、奥羽山脈の西側（日本海側）と東側（太平洋側）とでは気候が大きく異なる。奥羽山脈西側は南東北でもっとも寒い地域であり、特に会津地方や置賜地方は豪雪地帯。日本海沿岸よりも良質な雪が大量に降り注ぐ。<br />
&nbsp;<br />
一方で太平洋側は海洋性気候になっていることから、極寒になることが少ない。奥羽山脈で雪雲がブロックされるため晴天率が高いことも特徴だ。しかし、寒気団の南下や強風などにより奥羽山脈を越えて雪雲が入ることもあり、さらに南岸低気圧による降雪も。決して降雪量が少ないというわけでない。<br />
&nbsp;<br />
このように、異なる特徴を持つゲレンデが東西に分かれて隣接する山もある南東北エリア。まず蔵王エリアを見ていくと、標高800～1,400m付近に巨大なゲレンデがある山形県側に対して、宮城県側には一つひとつの規模は小さいものの、特色のあるゲレンデが点在している。<br />
&nbsp;<br />
さらに、南東北の中でも最南端に位置する“みちのくの玄関口”である福島を代表するスノーエリアと言えば、磐梯エリアだ。かつて国際大会が行われていたアルツ磐梯には今なお、南東北屈指のパークが常設されている。その表磐梯に対して、裏磐梯に位置する猫魔にはミクロファインスノーと称される極上のパウダースノーが降るわけだ。<br />
&nbsp;<br />
こうした表と裏で異なるギャップが魅力であり、そうした山々で滑り込んできたスノーボーダーたちの実力は折り紙付きだ。本間勝則、鎌田潤、安立風太、松浦広樹といった多くのライダーたちを育んできたこのエリアの本質を知れば、きっと行きたくなる。<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h2 class="post-headline">地元を“愛する”男<br />
松浦広樹</h2>
<p>生まれ育った福島の地の利を活かし、スノーボードはもちろん、サーフィンやスケートボードをライフスタイルに取り入れている松浦広樹。フィルムクルー・BIGTIME のメンバーとして東北エリアにフォーカスした映像を長きに渡り発信し続けているだけに、広大なエリアに点在する数々の山を熟知している。そんな南東北の案内人にふさわしい松浦を直撃した。<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/HirokiMatsuura.jpeg" alt="" width="1280" height="904" class="alignnone size-full wp-image-45782" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/HirokiMatsuura.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/HirokiMatsuura-300x212.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/HirokiMatsuura-1024x723.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/HirokiMatsuura-768x542.jpeg 768w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">雪は当たり前に降るから、どう遊ぶかが大事。</h3>
<p>渡米する以前は地元・東京からほど近いエリアにコモることが多く、アメリカを拠点にしていたこの10年間は、せっかく帰国するなら北海道で滑りたいと考えていた。<br />
&nbsp;<br />
そんな私だが2020年10月、アメリカから南東北へ移住を果たした。しかし実のところ、東北エリアは未知の雪山が多い。私と同じように、首都圏や海外のスノーボーダーにとっても訪れる機会の少ない地だと感じている。<br />
&nbsp;<br />
「東北にはそこまで大きいリゾートがない分、コンパクトで面白いゲレンデがいくつもあるんです。それぞれ独特の雰囲気を持っていて、人が少ないから雪は十分余っている。だからこそ、開拓する面白さがあります」<br />
&nbsp;<br />
福島・アルツ磐梯や山形・蔵王温泉は比較的大きなリゾートだが、それ以外はいい意味で開拓されすぎていないローカルな雰囲気のゲレンデが多いのだと松浦は説明する。<br />
&nbsp;<br />
「パークで遊ぶならアルツ。距離が長いから大きく流せます。少しコンパクトだけど雪がいい猫魔は、春にかけてパークが充実していきますね。普段はフリーランが楽しい箕輪にいることが多いかな」<br />
&nbsp;<br />
福島だけでもいろいろなタイプの雪山が選べる。世界標準のビッグキッカーを備えるアルツ磐梯には初級者から楽しめるパークが設置されており、箕輪はほどよい間隔に開けたツリーランがリフトアクセスで楽しめる。ゲレンデ以外では、スノーモービルを使って自由に滑ることが可能な鷲倉温泉という選択肢も。<br />
&nbsp;<br />
「山形だったら蔵王は長い距離を滑れて、ジャングルジャングルはフリーランが面白くてパークもあります。湯殿山はオペーレーターとして丸山淳くんが来たことでパークをしっかり造るようになりました。パイプもあるんです」<br />
&nbsp;<br />
蔵王温泉は樹氷エリアの圧倒的な景観や抜群の雪質を誇り、スノーボーダーを満足させる滑走距離とコースバリエーションの豊富さを併せ持つ。黒伏高原スノーパーク・ジャングルジャングルでは多くのイベントが開催されるなど、根強いファンが多い。特筆すべきは湯殿山。標高が低いのに降雪量が多く湿気を含んだ雪質が特徴なのだが、だからこそパーク造成に向いており、近年は排雪しながらRを切る丸山氏の技術により“R天国”と称され人気を博しているのだ。<br />
&nbsp;<br />
山形蔵王は裏蔵王とも呼ばれ、その反対の宮城蔵王は表となる。この表蔵王には、その名のとおり以前はクオリティの高いパークで知られていたすみかわスノーパークが存在する。<br />
&nbsp;<br />
「日本では珍しいほど規制が少ないんです。ゲレンデという大枠の括りしかなくて、その中であれば好きなところを自由に滑れる。コースのバリエーションは少ないんですけど、沢が面白くて」と、意外な答えが。かつてパークで名を馳せていたイメージとは真逆の特徴を教えてくれた。確かにコースマップを見ても、自然地形をそのまま活かしたコースがあるなど、とても自由なゲレンデに映る。<br />
&nbsp;<br />
「すみかわのベース付近がピークとなる隣の山があって、そこがえぼしリゾートです。ゴンドラがあり長い距離を滑れます」<br />
&nbsp;<br />
ビッグエアをメインに活動していた時期もあった松浦だが、当時から「雪がいいときはまずゲレンデを流して、それからパークに行くって流れで」と、フリーライディングに比重を置きながらトリックの練習を行ってきた。もちろんゲレンデを滑るだけでなく、撮影のためにロケハンにも時間を費やしてきたわけだが「探したらきりがない」くらいポイントがあるんだとか。<br />
&nbsp;<br />
「福島の山はコンパクトなので、自分次第で何でもできる。何かに挑戦したい、こういう滑りがしたいというイメージを体現できるロケーションがギュッと詰まっているようなエリアなんです」<br />
&nbsp;<br />
東北とひと口に言っても、その場所により山の表情は大きく異なる。太平洋側と内陸とでは降る雪質や量も変わってくるのだ。<br />
&nbsp;<br />
「太平洋側の方が天気はいいけど風が強くなりやすくて、内陸に入るとなかなか晴れないのに風はある程度落ち着いていますね」<br />
&nbsp;<br />
福島の会津地方や中通り地方、山形全域、宮城の西部にゲレンデが点在しているので、東部である太平洋側は降雪が少ないというイメージをお持ちの方もいるのかもしれない。<br />
&nbsp;<br />
「南岸低気圧が入ってきたときにどさっと雪が降るのは、東斜面のすみかわや箕輪だったりしますね」<br />
&nbsp;<br />
太平洋沿いの山にはあまり雪が降らないためゲレンデはないのだが、東向きの斜面にはパウダースノーが舞い落ちる。そのうえ晴天率が高いため、いわゆる“THE DAY”の確率が高いようだ。私も箕輪で最高のコンディションに恵まれた経験があるのだが、今でも鮮明に思い出せるほどの眩しい青空と最高の雪質だった。<br />
&nbsp;<br />
天候に恵まれると太陽の光が雪面を強く照らすため、時間帯で面を変えて状態のいいところを選びながら滑るわけだが、その際に次のことを頭に入れておくとより滑りが充実するだろう。<br />
&nbsp;<br />
「東北の山には樹氷が多いように、頂上付近の風がとても強い。だから、その風で吹き溜まる風下の雪がすごくいい」<br />
&nbsp;<br />
天候や風向きによりそれぞれの山の個性が引き立ち、そのポイントを熟知することで、その日ベストな斜面を当てることができる。多くの選択肢を持つ南東北だからこそ、彼と一緒に滑れば毎日のように最高のコンディションを味わえるに違いない。<br />
&nbsp;<br />
そんな松浦から南東北に移住したばかりの私に助言があった。<br />
&nbsp;<br />
「パッと行けるフットワークの軽さがないとこのエリアは楽しめない。東北は一つひとつの山が遠いから」<br />
&nbsp;<br />
なるほど、午前中はここを滑って午後はこっちに移動するとかでなく、今日はここだと決めて即行動に移す判断力も必要ということだ。そうは言っても「絶対にその日を楽しめる」と言い切るほどあらゆる遊び方で楽しめる山々があり、何より松浦が遊び上手なのだ。<br />
&nbsp;<br />
「風に飛ばされて雪が薄くなっている樹氷エリアを通過して、木々の中に吹き溜まったディープパウダーを堪能し、ゲレンデではグルーミングバーンを滑るスピード感が気持ちいい」<br />
&nbsp;<br />
ほどよい踏みごたえのある良質な雪が山全体を覆い、滑り下りていく過程で多様な雪質や地形を味わうことができる山がいくつも存在する南東北。まさにそれこそが、改めて日本の冬を経験する私にとって魅力的に感じる部分なのだ。<br />
&nbsp;<br />
「雪は当たり前に降るから。雪を求めてるっていうより、降った雪でどう遊ぶのかって考えるほうが自然なんですよね」<br />
&nbsp;<br />
南東北はそれぞれの土地で生まれ育ったスノーボーダーが多いためローカル色が強く、天候や斜面の向きなどの違いにより山に個性が出る。<br />
&nbsp;<br />
「ちょっと田舎くさいけど住みやすい街で、滑りたい山を選べるのが一番の魅力」──地元を愛する松浦は嬉しそうに、こう締めくくった。</p>
<p class="credit">edit + text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）<br />
interview + text: <a href="https://www.instagram.com/yukie_ueda/" rel="noopener" target="_blank">Yukie Ueda</a></p>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_78/" rel="noopener" target="_blank">INTRODUCTION｜はじめに</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_79/" rel="noopener" target="_blank">01｜北海道 / 札幌　安藤健次インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_80/" rel="noopener" target="_blank">02｜北海道 / 道北　佐藤秀平インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_81/" rel="noopener" target="_blank">03｜北海道 / ニセコ　渡辺大介インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_82/" rel="noopener" target="_blank">04｜東北 / 北東北　杉本幸士インタビュー</a><br />
<strong><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />05｜東北 / 南東北　松浦広樹インタビュー</strong><br />
▷06｜群馬 / 利根沼田　中山悠也インタビュー<br />
▷07｜新潟 / 魚沼　関口 敬インタビュー<br />
▷08｜新潟 / 妙高　小西隆文インタビュー<br />
▷09｜長野 / 白馬　美谷島 慎インタビュー<br />
▷10｜長野 / 北信　中山二郎インタビュー<br />
▷11｜岐阜 / 飛騨　太田宜孝インタビュー<br />
▷12｜西日本 / 近畿・中国　中尾正明インタビュー<br />
▷OUTRO｜JAPOW PRIDEからJAPOW FROM___へ。<br />
&nbsp;<br />
＿＿＿<br />
&nbsp;<br />
<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 11 「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</strong><br />
&nbsp;<br />
北海道・ニセコや長野・白馬を中心に大挙して押し寄せている外国人は、なぜ日本の雪山にこだわり続けているのか。それは、ここまで多くの人々が日常生活しているエリアに雪が大量に降る国がないから。米アラスカの僻地やカナダBC州の山奥には、もちろん大量に極上パウダースノーが降り注ぐ。しかし、それとはワケが違う。街があり、その近くに多くのゲレンデが点在し、ハイクオリティなパウダースノーが堪能できる。しかも、食事も温泉も人も最高。さらに言えば、リフト券が格安だ。これらが日本が世界に誇るべき価値なのである。これを言い換えれば、僕たちは世界中の雪を愛する人々が羨む環境に住んでいるということ。だからこそ、ニッポンの雪と山と文化を改めて知ってほしく、この一冊を編むことにした。世界一の豪雪大国に住むスノーボーダーの胸に、“JAPOW PRIDE”を刻みこんでもらいたい。<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg" alt="" width="1280" height="712" class="alignnone size-full wp-image-45670" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-1024x570.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-768x427.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
</p>
</div>
<p>&nbsp;<br />
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			</item>
		<item>
		<title>恐怖心に打ち克ち、7.72mという前人未到の高さで宙を舞った平野海祝。あの瞬間、何を残したかったのか【BEHIND THE MOMENT】</title>
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		<pubDate>Wed, 14 Oct 2026 09:56:50 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>2026年3月19日、スイス・ラークス。平野海祝がハーフパイプのリップから7.72mという前人未到の高さへ飛び出した。その巨大なバックサイドエアはギネス世界記録に認定され、10月1日には公式認定証が授与されることに。 &#038; [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><main class="ex_news"></p>
<section class="txt01">
2026年3月19日、スイス・ラークス。平野海祝がハーフパイプのリップから7.72mという前人未到の高さへ飛び出した。その巨大なバックサイドエアはギネス世界記録に認定され、10月1日には公式認定証が授与されることに。<br />
&nbsp;<br />
しかし、この数字だけで、あの瞬間の価値を語ることはできない。そこには、時代とともに変わりゆくハーフパイプの歴史と、海祝が信じ続けてきたスノーボーディングがあった。<br />
</section>
<section class="rider-wrap">
<h2>ボトムから約15m。海祝が放った、規格外の空中遊泳</h2>
<p>ショーン・ホワイトが主宰するハーフパイプ・プロリーグ「THE SNOW LEAGUE」シーズン1の最終戦。スタート地点に立つ海祝の両腕をアメリカチームのコーチふたりが引っ張り、ひとりが腰を押している。自身のハイエストエア世界記録を塗り替えるため、助走のスピードを上げるのだ。<br />
&nbsp;<br />
ドロップインした海祝は、ファーストヒットでバックサイドエアを放った。リップから7.72m。ボトムからは推定15m近く。およそ5階建ての建物に相当する高さまで舞い上がり、空中でメソッドを決める。<br />
&nbsp;<br />
<div class="su-youtube su-u-responsive-media-yes"><iframe loading="lazy" width="600" height="400" src="https://www.youtube.com/embed/B778bWruWio?" frameborder="0" allowfullscreen allow="autoplay; encrypted-media; picture-in-picture" title=""></iframe></div>
&nbsp;<br />
着地では強烈な衝撃に耐えるようにヒールエッジでバランスをキープし、そこからトウエッジへ切り替えて次のヒットへ向かった。しかし、決して余裕のある着地には見えず、スピードも大きく失われてしまう。<br />
&nbsp;<br />
それほどまでに、あの一発は規格外だった。<br />
&nbsp;<br />
そして、7.72mという数字以上に、このエアには語るべき背景がある。</p>
<hr>
<section class="rider-wrap">
<h2>エアの高さこそが、ハーフパイプの美学</h2>
<p>かつて、ハーフパイプのファーストヒットには、ひとつの美学があった。高く飛び、己を表現する。メソッド・トゥイークに代表されるバックサイドエアは、その象徴だ。<br />
&nbsp;<br />
1990年代のハーフパイプは、現在とはまったく異なるものだった。壁は低く、斜度も緩い。トランジションやバーチカルの仕上がりにもばらつきがあり、滞空時間は限られていた。トップライダーでも900程度の回転数が最高峰。高く飛ぶこと自体に高度な技術が求められていたのである。<br />
&nbsp;<br />
ファーストヒットでどれだけ高く、カッコよく飛べるか。そこには、回転数だけでは測れない普遍的な価値があった。<br />
&nbsp;<br />
2002年のソルトレイクシティ五輪ではハーフパイプの改良が進み、ダブルヘッドオーバーのエアが見られるようになった。2006年のトリノ、2010年のバンクーバーでオリンピック連覇を果たしたショーン・ホワイトも、バックサイドエアの高さを大切にしてきたライダーのひとりだ。<br />
&nbsp;<br />
しかし、勝つことで人生さえ変わるオリンピックという大舞台は、競技の進化を加速させていく。パイプランの美しさやカッコよさはもちろん大切だが、勝つためには、より難しいトリックを決めなければならない。<br />
&nbsp;<br />
2018年、平昌五輪。海祝の兄・平野歩夢は、ファーストヒットで高さのあるバックサイドエアを披露したうえで、続く4ヒットでフロントサイド・ダブルコーク1440、キャブ・ダブルコーク1440、フロントサイド・ダブルコーク1260、バックサイド・ダブルコーク1260を連続で成功させた。<br />
&nbsp;<br />
この高難度トリックを4連続で行う際、「息継ぎができない」と歩夢は語っていた。当時の最高難度を誇るルーティンだ。<br />
&nbsp;<br />
いっぽう、金メダルを獲得したショーンは、ファーストヒットからフロントサイド・ダブルコーク1440を繰り出している。オリンピック直前までバックサイドエアからルーティンを始めていたショーンも、歩夢との技術的な競争のなかで構成を変えていた。<br />
&nbsp;<br />
<div class="su-youtube su-u-responsive-media-yes"><iframe loading="lazy" width="600" height="400" src="https://www.youtube.com/embed/U4bE-50VZ20?" frameborder="0" allowfullscreen allow="autoplay; encrypted-media; picture-in-picture" title=""></iframe></div>
&nbsp;<br />
歩夢は、スピン技術を世界最高峰へと押し上げながら、なおも自分がカッコいいと思うバックサイドエアを貫いていた。僕は当時のBACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINEで、歩夢がファーストヒットでスピンをしないのは、あえて回していないのだと書いた。<br />
&nbsp;<br />
高さと美しさで己を表現し、その後に超高難度のスピンをつなげることで勝つ。それが歩夢の目指したパイプランだった。<br />
&nbsp;<br />
しかし、平昌から北京までの4年間で競技はさらに高難度化する。スコッティ・ジェームスや戸塚優斗らが技術を磨き、スイッチ・バックサイドスピンなどの高難度トリックが、世界の頂点を争うための重要な武器になっていった。<br />
&nbsp;<br />
そして2022年、北京五輪。東京五輪でスケートボードにも挑戦した歩夢は、わずか半年という短い準備期間でフロントサイド・トリプルコーク1440を完成させ、決勝ではファーストヒットから繰り出して金メダルを手繰り寄せた。<br />
&nbsp;<br />
<div class="su-youtube su-u-responsive-media-yes"><iframe loading="lazy" width="600" height="400" src="https://www.youtube.com/embed/S1GL2143zms?" frameborder="0" allowfullscreen allow="autoplay; encrypted-media; picture-in-picture" title=""></iframe></div>
&nbsp;<br />
かつてバックサイドエアを貫いてきた歩夢自身が、今度はファーストヒットから世界最高難度のスピンを操る。ハーフパイプ競技が、新たな時代へ踏み出した瞬間だった。</p>
<hr>
<section class="rider-wrap">
<h2>「イケると思います」、世界記録更新への再挑戦</h2>
<p>その北京五輪で、もうひとつの歴史が生まれていた。海祝が、ハーフパイプで7.41mの巨大なエアを放ったのだ。当時のハーフパイプにおけるハイエストエア世界記録。兄が超高難度スピンで金メダルを獲得した同じ舞台で、弟はエアの高さというトラディショナルなアプローチで世界を驚嘆させた。<br />
&nbsp;<br />
ただし、兄弟のスノーボーディングが対立していたわけではない。歩夢もまた、長年にわたって高さとスタイルを追い求めてきた。そして海祝も、オリンピックを目指す過程ではスピンを繰り出して戦ってきた。<br />
&nbsp;<br />
そのうえで海祝は、自分が憧れてきたハーフパイプのスタイルを大切にし続けていた。競技で勝つためのルーティンから、ストレートエアを入れる余地が失われても、高く、美しく、カッコよく飛ぶことの価値が消えたわけではない。<br />
&nbsp;<br />
海祝の挑戦は、そこで終わらなかった。<br />
&nbsp;<br />
2026年2月27日、アメリカ・コロラド州アスペン。THE SNOW LEAGUE第3戦で、海祝のエアは7.68mをマーク。北京五輪で自身が打ち立てた世界記録を更新したのだ。<br />
&nbsp;<br />
<div class="su-youtube su-u-responsive-media-yes"><iframe loading="lazy" width="600" height="400" src="https://www.youtube.com/embed/n6D4qnXKLHs?" frameborder="0" allowfullscreen allow="autoplay; encrypted-media; picture-in-picture" title=""></iframe></div>
&nbsp;<br />
それから、わずか20日後──次なる舞台は、スイス・ラークスだった。あの日、スタート地点にいた海祝のマネージャー、篠崎公亮氏に話を聞いた。<br />
&nbsp;<br />
篠崎氏によれば、ラークスで記録更新を狙うという具体的な話をしていたわけではない。ただ、ラークスのパイプはアスペンよりも大きい。気象条件が整い、普段どおりの滑りができれば、理論上は更新できるのではないか。そんな会話を交わしていたという。<br />
&nbsp;<br />
「イケると思います」<br />
&nbsp;<br />
そのとき、海祝はこう答えたそうだ。<br />
&nbsp;<br />
そして迎えた3月19日。篠崎氏は、海祝の様子についてこう語る。<br />
&nbsp;<br />
「普段と違う会話や、特段気合いを入れるような所作はなかったですね。逆に、冷静に落ち着いてスタートすることに集中していた印象です」<br />
&nbsp;<br />
アメリカチームのコーチたちも助走をサポートした。そして海祝は、夜空へ向かって天高く、7.72mの世界へ飛び出した。</p>
<hr>
<section class="rider-wrap">
<h2>生きて帰ってきた証が、ギネス世界記録に</h2>
<p>半年あまりが経過した10月1日、海祝にギネス世界記録の公式認定証が授与された。<br />
&nbsp;<br />
海祝は自身のInstagramで、記録に至るまでの思いを率直に綴っている。そこにあったのは、達成感だけではなかった。<br />
&nbsp;<br />
世界記録への挑戦が注目されるほど、スノーボード界に歴史を残さなければならないという思いが強くなったこと。スノーボード界を変えたいという気持ちが、プレッシャーや恐怖との葛藤を生み、眠れない夜や、晴れていても憂鬱な朝があったこと。<br />
&nbsp;<br />
その重圧は、記録や映像からは見えてこない。<br />
&nbsp;<br />
BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」の撮影時、海祝は7.72mのエアについて「これまでで一番怖かった」と話していた。いっぽう、篠崎氏には、スタート地点の海祝が冷静に見えたという。<br />
&nbsp;<br />
恐怖や重圧を知りながら、それでも自分の挑戦に向かう。海祝はInstagramで、こんな言葉を残している。<br />
&nbsp;<br />
「自分の挑戦に勝って生きて帰ってこれてよかった」<br />
&nbsp;<br />
7.72mとは、世界でもっとも高く飛んだという数字だけではない。その高さに挑んだ本人が、何を背負っていたのか。それを知ることで、あの一撃の見え方は大きく変わってくる。<br />
&nbsp;<br />
海祝は同じ投稿で、かつてのハーフパイプではランの1発目にスタイルのある高いエアを入れることが当たり前だったと振り返っている。それが自分の見てきた、憧れてきたスノーボーディングだったのだと。<br />
&nbsp;<br />
競技の進化によって、勝つためのルーティンは変わった。しかし、自分がカッコいいと思うものまで変える必要はない。<br />
&nbsp;<br />
海祝は、その信念を巨大エアという形で追求し、ギネス世界記録という新たな価値を生み出した。<br />
&nbsp;<br />
その瞬間を捉えたのが、フォトグラファーのブロットだった。天高く舞い上がった海祝のメソッド・トゥイークを、BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」VOL.0としてTシャツに刻んだ。<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-1.jpg" alt="" width="1280" height="1919" class="alignnone size-full wp-image-45750" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-1.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-1-200x300.jpg 200w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-1-683x1024.jpg 683w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-1-768x1151.jpg 768w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-1-1025x1536.jpg 1025w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>The Snow League / Blotto</p>
</div>
<p>&nbsp;<br />
海祝も、自身が最初の一枚に選ばれたことを喜び、Instagramで紹介してくれた。その投稿には、こんな願いが綴られていた。<br />
&nbsp;<br />
「いろいろな人にお守りのように着てほしい。そして、パワーと一緒に届いてほしいです」<br />
&nbsp;<br />
なぜ、海祝はこのTシャツを「お守り」と表現したのか。その答えは、あの7.72mに至るまでの物語のなかにあるのだと思う。<br />
&nbsp;<br />
ハーフパイプが進化しても、スノーボーディングの価値は回転数やメダルの色だけでは決まらない。高く飛ぶこと。スタイルを貫くこと。自分が信じるスノーボーディングに挑み続けること。<br />
&nbsp;<br />
海祝が残した7.72mは、そうした価値が今も失われていないことを、世界に示した。<br />
&nbsp;<br />
だからこそ、あの瞬間を残したかった。<br />
&nbsp;<br />
10年後、20年後──。<br />
&nbsp;<br />
この一枚を見たとき、僕たちは2026年のあの瞬間を、そして海祝が貫いたスノーボーディングを思い出すのだろう。</p>
<hr>
<section class="rider-wrap">
<h2 class="sp-hide">BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」VOL.0</h2>
<h2 class="pc-hide">BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」VOL.0</h2>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_TShirts.jpg" alt="" width="1280" height="900" class="alignnone size-full wp-image-45749" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_TShirts.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_TShirts-300x211.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_TShirts-1024x720.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_TShirts-768x540.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>▷サイズ: S～XXL</p>
<p>▷カラー: WHITE / FULL COLOR、BLACK / MONOCHROME</p>
<p>▷ボディ: United Athle 5001-01</p>
<p>▷素材: コットン100%</p>
<p>▷プリント: インクジェット</p>
<p>▷プリントサイズ: W275 × H360mm</p>
<p>▷価格: 7,700円</p>
<p>平野海祝が2026年3月19日に記録した、スノーボード・ハーフパイプにおけるハイエストエア世界記録。その瞬間をブロットが捉えた写真を使用した、BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」最初のフォトTシャツ。受注期間は、2026年10月18日（日）23:59まで</p>
<p class="credit">text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）</p>
<p><a href="https://backside.theshop.jp/items/160760598" target="_blank" class="btn-cp" rel="noopener">BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」 | 販売ページはこちら</a><br />
</section>
<p></main></p>
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</script></p><p>The post <a href="https://backside.jp/behind%ef%bd%b0the%ef%bd%b0moment_000/">恐怖心に打ち克ち、7.72mという前人未到の高さで宙を舞った平野海祝。あの瞬間、何を残したかったのか【BEHIND THE MOMENT】</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>雪面ではなく、雪の中で自由に動ける。杉本幸士が語る、北東北の山々に秘められた魅力。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 14 Oct 2026 02:58:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 11]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
		<category><![CDATA[北東北]]></category>
		<category><![CDATA[杉本幸士]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>04 東北 / 北東北 ※2020年に綴った言葉をそのまま掲載 &#160; &#160; 上質な雪が大量に降り注ぐ山々に恵まれた上手くなれる地 東北地方の中央部を約500kmに渡って連なっている奥羽山脈を境として、南東 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<h2 class="post-headline">04<br />
東北 / 北東北</h2>
<p>※2020年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">上質な雪が大量に降り注ぐ山々に恵まれた上手くなれる地</h3>
<p>東北地方の中央部を約500kmに渡って連なっている奥羽山脈を境として、南東北では日本海側と太平洋側とで気候が大きく異なるのだが、北東北は太平洋側も含めて全域が豪雪地帯。山はもちろんなのだが、八甲田山を迂回する南西風と津軽山地の稜線に沿って吹く北西風とが合流することで青森平野に大量の雪を降らせることから、青森市は世界一の豪雪都市なのである。<br />
&nbsp;<br />
しかし、風速が強くなると季節風は八甲田山を迂回せずに越えていくため、山に雪が舞い落ちる。八甲田山の麓に位置する酸ヶ湯が豪雪のメッカであることは周知の事実だが、1902年（明治35年）1月に210名中199名が遭難死した世界最大級の山岳遭難事件が起こるほど降るわけだ。この八甲田雪中行軍遭難事件を受け、雪中歩行技術の必要性を痛感したことが契機となり、日本にスキーが伝来されることにつながる。<br />
&nbsp;<br />
青森の南に位置する岩手と秋田の県境に沿って奥羽山脈が走っているため、それに北西風がぶつかり秋田側に雪を降らせることは言うまでもないが、岩手には奥羽山脈と並行して東部に北上高地が延びており、それらの間を北上川が南に流れ平地が開けている。こうした地形のいたずらにより、岩手側の奥羽山麓は日本海気候の影響を強く受けることから豊富な降雪に恵まれるのだ。しかも、水分が奥羽山脈で削ぎ落とされるため極上のドライスノーが大量に降り注ぐというわけ。<br />
&nbsp;<br />
岩手と秋田を隔てる八幡平には、山頂付近までアスピーテライン・樹海ラインという道路が整備されているのだが、遅い場合はゴールデンウィーク直前まで全面通行止めになるほどの積雪を誇る。岩手側の八幡平はかつてハーフパイプの登竜門とされる大会が開催されており、また、日本のバックカントリーフリースタイルの起源と言っても過言ではない地だ。1990年代の専門誌では、あまりの人気に掲載写真のロケーションが明かされていなかったほど。豊富な降雪量はもちろん、フリースタイルに適した自然地形が多く存在するということだ。<br />
&nbsp;<br />
北東北でその腕に磨きをかけ長野五輪ハーフパイプに出場し、現在はSAJ（全日本スキー連盟）スロープスタイル＆ビッグエアのコーチを務める西田崇は以前、このエリアを滑っているとスノーボードの基本が身につくと教えてくれたことがある。そんな北東北を深掘りしていく。<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h2 class="post-headline">“ブレない”男<br />
杉本幸士</h2>
<p>布施忠や西田崇を筆頭に、多くの実力派スノーボーダーを輩出してきた北東北。秋田に生まれ育ち、彼らの背中を追うようにして東北を中心に活動してきた映像クルー・BIGTIME を率いる杉本幸士が本項の主役だ。玄人をも唸らせる杉本のライディングスタイルを知ることで、この北東北エリアが秘めるポテンシャルを理解できるはずだ。<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YukihitoSugimoto.jpeg" alt="" width="1280" height="904" class="alignnone size-full wp-image-45739" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YukihitoSugimoto.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YukihitoSugimoto-300x212.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YukihitoSugimoto-1024x723.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/YukihitoSugimoto-768x542.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">ゲレンデ内でも、十分に楽しめる。</h3>
<p>「オレの出身は秋田なんだけど、青森と岩手の県境が30分くらいの距離にあって。有名なゲレンデだと岩手の安比が近いですね。東北道で南下すれば夏油、北上すれば青森スプリングや八甲田へも1～2時間で行ける」<br />
&nbsp;<br />
中学2年で始めたスノーボード。周りにパークがなかったため、ただひたすら滑り、ジャンプ台を作っては飛ぶという遊び方を実践していた。<br />
&nbsp;<br />
「地元に水晶山っていう小さなゲレンデがあって。学校が終わったらナイターで滑ってた」<br />
&nbsp;<br />
そこは何もないゲレンデ。それが、杉本のスタートラインとなった。<br />
&nbsp;<br />
「秋田側の方が冷えた雪が降るので、時間が経っても悪くなりにくいですね。でも、岩手側も風さえなければ最高なんですよ」<br />
&nbsp;<br />
日本海側は豪雪で太平洋側は晴天率が高いというイメージだが、日本海側から来た雪雲が奥羽山脈を越える際に湿気を落とし、太平洋側にドライなパウダーを降らせるというパターンも多く見られる。青森や岩手の太平洋側にある山に風の影響を受けず降り積もった雪は、日本海側のそれでは勝てないくらい極上だそう。<br />
&nbsp;<br />
「そうなると、（岩手）八幡平とか安比は最高にいいんですけど、風が吹いちゃうとパックしたり滑りづらい雪になる。安定して雪質がいいのは秋田側かなって思います」<br />
&nbsp;<br />
東北の山に吹く風は、八幡平や蔵王のように県をまたいで異なる方角に向いているゲレンデのコンディションに大きな影響を与える。<br />
&nbsp;<br />
「（岩手）八幡平に撮影行って思いがけず風が吹いちゃってガリガリな日は、戻って秋田八幡平のサイドに逃げ込むとか」<br />
&nbsp;<br />
ゲレンデの方角や特徴を把握していれば、悪条件を回避する方法もある。現在は南東北に拠点を置く杉本だが、ここ10年ほど改めて北の魅力を感じているそう。「時間があれば上に行きたい」と話す。<br />
&nbsp;<br />
「今まで感じなかった雪質や地形のよさを知り、そこにまた戻ったというか。やっぱり北東北がいい。ベースは南でも滑りたいのは北だなって」<br />
&nbsp;<br />
同じ東北でもエリアによる明確な違いを感じるようになった杉本。<br />
&nbsp;<br />
「雪が全然違いますね。今住んでいる南東北は雪面の上を滑るパウダーで、それに対し北東北は雪の中を滑るパウダー」<br />
&nbsp;<br />
自身の生まれ育った北のエリアは、雪の中を滑っているのに減速することなくスプレーが上がると表現する。<br />
&nbsp;<br />
「ゲレンデの場合、そんなに斜度がないじゃないですか。斜度がないとスピードをつけて1ターンか2ターンして終わりなんだけど、北だと斜度がなくても細かくつないで滑れるんです」<br />
&nbsp;<br />
「雪の中を滑りながらも自由に動ける」、それは北でしか味わえない一番の魅力なのだと。<br />
&nbsp;<br />
そのうえ、このエリアは人が少なく、パウダー遭遇率が高いそうだ。<br />
&nbsp;<br />
「安比はここ2、3年くらいでツリーを開放するようになったので、最近好きですね。マッシュもあったり。ロングでノートラックパウダーを滑れるコースがあるんですよ。そこなんて当たるとヤバいですね。1本滑るだけで満足感があります」<br />
&nbsp;<br />
安比高原は広大なコース面積を誇り、パウダーエリアやツリーエリアが用意されている。バックカントリーを滑り倒してきた杉本をも満足させるゲレンデなのだ。<br />
&nbsp;<br />
エリアによっては積雪量がとんでもなく多いため、こんな状況もある。<br />
&nbsp;<br />
「八甲田が最北端になるんですが、海側の風がけっこう吹くので雪が湿ってる日もある。でも、それくらいじゃないと埋まりすぎて滑れない」<br />
&nbsp;<br />
最近、海外にいてもよく耳にする青森スプリングも、実はパウダーがよくて地形も面白いようだ。<br />
&nbsp;<br />
「ゲレンデは全体的にほどよい斜度で長さもあるのでスピードを出して流せるし、バックカントリーエリアもある」<br />
&nbsp;<br />
以前は鯵ヶ沢という名前だったことを記憶している。日本海を見下ろしながら滑れるという素晴らしいロケーションが脳裏から離れない。ここ数年、スーパーパイプとパークを設置し、今やアメリカ人にも有名な日本を代表するゲレンデのひとつにまで進化を遂げたリゾートだ。<br />
&nbsp;<br />
「（森吉山）阿仁、たざわ湖、秋田八幡平は同じ並びで、あの辺りは間違いなく雪がいい」<br />
&nbsp;<br />
北海道とは少し違うものの、海を渡らなくても素晴らしい雪を滑れるのだと、杉本は東北のスノーボーダーたちに伝えている。<br />
&nbsp;<br />
杉本が北東北にこだわるのは、地元だからという理由だけでは語れない。<br />
&nbsp;<br />
「高校3年の頃、鎌田潤くんの特集が雑誌にけっこう出ていて」<br />
&nbsp;<br />
そんな先輩ライダーたちに憧れを抱き、その山で滑りたいと動き出した。その後、BIGTIMEというフィルムクルーを率いて東北の山を滑り倒すようになるのだ。<br />
&nbsp;<br />
「始めた頃は（岩手）八幡平のバックカントリーで撮影するのが有名だったんですけど、なんせオレらもひねくれてるんで。先輩たちが開拓していないポイントで撮影しないと、東北でやってますとは言えないなって」<br />
&nbsp;<br />
布施や西田、鎌田ら、今もその存在感を示し続けるベテランスノーボーダーたちが東北の地から輩出されている事実。当時、東北のライダー勢はその雪深い山奥へスノーシューを履いて赴き、それまでにはなかったスケールの大きい映像や写真を世に出していった。日本のバックカントリーフリースタイルの走りだったと言えるだろう。<br />
&nbsp;<br />
そんな先輩ライダーたちを目の当たりにしながら育った杉本らBIGTIMEクルーは、「とりあえず入れそうな場所は全部入った」と自分たちの力でロケーションを開拓していったのだ。<br />
&nbsp;<br />
そして2017年、大きな節目を迎えると自身の目線が変わったのだと言葉を続けた。<br />
&nbsp;<br />
「今は近所の里山で遊んでいて。その開拓が面白いですね」<br />
&nbsp;<br />
それまで行ってきた撮影活動に区切りをつけたタイミングで、ゲレンデを滑る機会が多くなったのだが、最初は「刺激が足んねー」と嘆いていたそうだ。しかし滑り続けているうちに、自分にしか見えないポイントを発見するようになる。<br />
&nbsp;<br />
「ナチュラルのバンクやリップを探して、一般スノーボーダーならこれくらいしか飛べないけど、オレならこんぐらいまで攻められるんじゃないかっていう挑戦をしてて」<br />
&nbsp;<br />
フィールドは変わっても、スノーボードに対する本能的な思いは変わらないのだ。<br />
&nbsp;<br />
「中学のとき、最初に行ったゲレンデには何もなかったから、ひたすら遊べる場所を探してた。パークがなくても、ないならないなりに遊んでた」<br />
&nbsp;<br />
スノーボードを始めた頃の感覚が蘇り、今が楽しいのだと話す。<br />
&nbsp;<br />
「何もない山で滑ってきたから、その原点に戻ったのかな。でも、もっと自由にね」<br />
&nbsp;<br />
初心に返った貪欲さに加え、これまで多くの山を探検し滑り倒してきた経験値があるからこそ、杉本はさらなる北東北の魅力を開拓していくに違いない。</p>
<p class="credit">edit + text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）<br />
interview + text: <a href="https://www.instagram.com/yukie_ueda/" rel="noopener" target="_blank">Yukie Ueda</a></p>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_78/" rel="noopener" target="_blank">INTRODUCTION｜はじめに</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_79/" rel="noopener" target="_blank">01｜北海道 / 札幌　安藤健次インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_80/" rel="noopener" target="_blank">02｜北海道 / 道北　佐藤秀平インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_81/" rel="noopener" target="_blank">03｜北海道 / ニセコ　渡辺大介インタビュー</a><br />
<strong><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />04｜東北 / 北東北　杉本幸士インタビュー</strong><br />
▷05｜東北 / 南東北　松浦広樹インタビュー<br />
▷06｜群馬 / 利根沼田　中山悠也インタビュー<br />
▷07｜新潟 / 魚沼　関口 敬インタビュー<br />
▷08｜新潟 / 妙高　小西隆文インタビュー<br />
▷09｜長野 / 白馬　美谷島 慎インタビュー<br />
▷10｜長野 / 北信　中山二郎インタビュー<br />
▷11｜岐阜 / 飛騨　太田宜孝インタビュー<br />
▷12｜西日本 / 近畿・中国　中尾正明インタビュー<br />
▷OUTRO｜JAPOW PRIDEからJAPOW FROM___へ。<br />
&nbsp;<br />
＿＿＿<br />
&nbsp;<br />
<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 11 「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</strong><br />
&nbsp;<br />
北海道・ニセコや長野・白馬を中心に大挙して押し寄せている外国人は、なぜ日本の雪山にこだわり続けているのか。それは、ここまで多くの人々が日常生活しているエリアに雪が大量に降る国がないから。米アラスカの僻地やカナダBC州の山奥には、もちろん大量に極上パウダースノーが降り注ぐ。しかし、それとはワケが違う。街があり、その近くに多くのゲレンデが点在し、ハイクオリティなパウダースノーが堪能できる。しかも、食事も温泉も人も最高。さらに言えば、リフト券が格安だ。これらが日本が世界に誇るべき価値なのである。これを言い換えれば、僕たちは世界中の雪を愛する人々が羨む環境に住んでいるということ。だからこそ、ニッポンの雪と山と文化を改めて知ってほしく、この一冊を編むことにした。世界一の豪雪大国に住むスノーボーダーの胸に、“JAPOW PRIDE”を刻みこんでもらいたい。<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg" alt="" width="1280" height="712" class="alignnone size-full wp-image-45670" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-1024x570.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-768x427.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
</p>
</div>
<p>&nbsp;<br />
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			</item>
		<item>
		<title>世界が憧れるニセコの粉雪を、渡辺大介は“泳げるような雪”と表現した。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</title>
		<link>https://backside.jp/10th-anniversary-archive_81/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 13 Oct 2026 02:46:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 11]]></category>
		<category><![CDATA[ニセコ]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
		<category><![CDATA[渡辺大介]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>03 北海道 / ニセコ ※2020年に綴った言葉をそのまま掲載 &#160; &#160; 世界が認める粉雪に覆われた日本屈指のリゾート 世界中のスノーボーダーやスキーヤーが羨むジャパン・パウダー、いわゆる“JAPOW [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_81/">世界が憧れるニセコの粉雪を、渡辺大介は“泳げるような雪”と表現した。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2 class="post-headline">03<br />
北海道 / ニセコ</h2>
<p>※2020年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">世界が認める粉雪に覆われた日本屈指のリゾート</h3>
<p>世界中のスノーボーダーやスキーヤーが羨むジャパン・パウダー、いわゆる“JAPOW”とは、この地のそれを指しているのだろう。<br />
&nbsp;<br />
標高1,309mのニセコアンヌプリ峰を中心として、グラン・ヒラフ、HANAZONO、ビレッジ、アンヌプリ国際の4つのゲレンデが裾野に広がり、総じてニセコユナイテッドと称される。シベリアからの寒気の影響により吹く北西の季節風が、日本海で大量の水分を含んだ状態で流れ込み、雪雲となってニセコ連峰や羊蹄山にぶつかることで大量の雪を降らせるわけだ。<br />
&nbsp;<br />
もちろん、超がつくほどの軽いパウダースノーなのだが、富良野や旭川などの内陸に比べると海が近いため、道北エリアで降るドライパウダーよりも少し湿気を含んでいる。これがJAPOWを世界中に知らしめる要因でもあるのだろう。道北エリアのそれが軽すぎて斜面の凹凸を感じられるほど底つきしてしまうことがあるとすれば、ニセコのそれは比較的踏みごたえも味わえるベストパウダーなのだ。<br />
&nbsp;<br />
そうした世界的にも指折りのパウダースノーは古くから、ローカルの人たちに愛されてきた。スキー底面に滑り止めのシールを貼って斜面を登り、山頂でそのシールを剥がして山麓まで滑り下りるスタイルが主流だった。そして、1961年にニセコ高原比羅夫（現グラン・ヒラフ）が開業すると、楽しみ方は一変。1972年にアンヌプリ国際が、1982年に東山（現ビレッジ）がオープンするのだが、ゲレンデ側がコース外を滑走禁止にしようとも、以前から山全体で遊んできたという文化がある以上、その流れを断ち切ることは困難を極めたそうだ。<br />
&nbsp;<br />
そこで誕生したのがニセコルール。コース外に出る行為を、あらかじめ決められたゲートのみに制限し、雪崩の危険性が認められる日にはコース外への立ち入りを禁ずるというもの。このエリアを愛する人々によって日々アップデートされる“ニセコ雪崩情報”をガイドラインとし、地域の地方自治体とともに作り上げられた、日本初となるコース外滑走に関するローカルルールとなった。<br />
&nbsp;<br />
こうしたバックカントリーへの門戸が開かれたパウダーヘブンにはパークも設置されており、フリースタイラーたちにも愛されている。多くの移住者によりこのエリアのシーンが牽引されているのは承知だが、この地で生まれ育ったオールラウンドスノーボーダーの話が気になる。<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h2 class="post-headline">“自由奔放”な男<br />
渡辺大介</h2>
<p>スノーボードクロスの競技者として活動していた経歴を持ちながら、現在はFIGHT FOR LIBERTY の一員としてその名に恥じぬよう、自由すぎる滑りを武器に自己表現を追究している渡辺大介。そのギャップに秘められたライディングスキルの高さは、生まれ育ったニセコで磨き上げられたもの。彼のキャリアを紐解くことで、ニセコの本質が見えてくる。<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/DaisukeWatanabe.jpeg" alt="" width="1280" height="904" class="alignnone size-full wp-image-45714" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/DaisukeWatanabe.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/DaisukeWatanabe-300x212.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/DaisukeWatanabe-1024x723.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/DaisukeWatanabe-768x542.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">こんな“泳げるような雪”は、ほかにない。</h3>
<p>渡辺は一枚の古い写真を指差し、1961年にひらふに初めてできたというヒュッテを紹介してくれた。<br />
&nbsp;<br />
「最近、昔のいろんな写真を見つけて」<br />
&nbsp;<br />
彼がいる店内の壁には、ニセコにゲレンデができた当時に撮られた数々の写真が飾られている。そこは、渡辺の母が1990年に開業したグラウビュンデンというサンドイッチとケーキの美味しいお店。渡辺がプロスノーボーダーになる以前からひらふで名を馳せており、地元の人々はもちろん、訪れる観光客にも人気の有名店だ。<br />
&nbsp;<br />
店を切り盛りしていた母の背中を見ながら、ひらふを訪れる人々と触れ合って育ってきた。<br />
&nbsp;<br />
「おじいちゃんがひらふのゲレンデを開拓したんです。もともとゲレンデとして造ったわけじゃなく、クマザサを取るためにリフトを架けたんだけどそれが失敗して。でも、せっかくリフト架けたからゲレンデにしちゃおうぜ！って始まったらしいです」<br />
&nbsp;<br />
グラン・ヒラフの徒歩圏内に住み、物心つく頃には雪山を滑っていたという渡辺と、今や世界的な巨大リゾートとの繋がりは、想像以上の深さだった。<br />
&nbsp;<br />
彼が生まれた27年前、スノーボードはすでにブームの様相を呈していた。私もその頃のニセコで滑ったことがあり、仲間たちが“パウダー最高”とはしゃいでいたのを記憶している。<br />
&nbsp;<br />
「（天海）洋くんや（玉井）太郎さんたちがいました」<br />
&nbsp;<br />
当時はまだスキーヤーが大半を占める中、渡辺少年の目にはスノーボーダーたちがカッコよく映っていたようだ。土地柄、スキーを履きレースに励んだり、ハードブーツで滑っていたりした時期もあるという渡辺だが、ジャンルに縛られず自由なスノーボードを楽しんできた。<br />
&nbsp;<br />
「子供の頃からとにかく滑っていました。一番近いヒラフのゲレンデから自分が滑りたいポイントへ向かうんです。シーズン初めは地形で遊び、ハイシーズンはパウダーを滑って、春になったらパークに行ったりして。そんなスノーボードをずっとしてました」<br />
&nbsp;<br />
グラン・ヒラフには幼少期から変わらず毎日のように足を運び、パークが充実しているHANAZONOや、圧雪バーンが気持ちいいビレッジ、雪板で滑ることも多いというモイワなどにリフトを乗り継ぎながらアクセスしている。<br />
&nbsp;<br />
「ニセコは広い山なので、やりたいことがいっぺんにできるのが魅力です」<br />
&nbsp;<br />
「低速で腹つけてターンするなど、いろんな遊び方ができる」と言うように、雪がいいから圧雪バーンも格段にいいのだ。以前ニセコを訪れた際、「パウダーと同じかそれ以上の価値があるスノーボードに連れていってあげる」と、廣田鉄平と天海にビレッジのファーストトラックを案内してもらったことがある。貸切のような圧雪バーンで、気持ちよさそうに深いカービングターンを刻む彼らを追いかけながら、ニセコの新たな面を見た気がした。<br />
&nbsp;<br />
「あのターンが決まったときの感覚ってヤバいっすよね」<br />
&nbsp;<br />
どこでも朝イチの圧雪は気持ちいいが、ニセコのそれとは比較にならないと。<br />
&nbsp;<br />
「上手くなった感覚になります。多分、気温とか雪の湿度とかすべてのバランスがちょうどいいんじゃないですかね」<br />
&nbsp;<br />
「ボードを倒したら雪面に張りつく」、こうも表現してくれた。<br />
&nbsp;<br />
そんな彼は意外にも、ハーフパイプでもスロープスタイルでもなく、スノーボードクロスに打ち込んでいた時期がある。<br />
&nbsp;<br />
「気づいたらクロスの世界に入っていて。大学生の頃はナショナルチームで海外遠征ばかりでした。でもあるとき、やりきった感があって」<br />
&nbsp;<br />
目標にしていた最後の大会で優勝したことをキッカケに、オリンピックではなく自分が求めていたスノーボードの活動に舵を切ったのだ。<br />
&nbsp;<br />
「遠征からニセコに帰ってきたときに、いろんな人と自由に滑る時間が僕にとってすごく大切で。めちゃくちゃ楽しい、スノーボードはこれだなって」<br />
&nbsp;<br />
選手として活動していたからこそ、ニセコでの自由なスノーボーディングを心から好きだと感じることができたのだと話す。<br />
&nbsp;<br />
「雪山に行けば誰かとセッションして、そこに言葉はいらない。“Just snowboarding”という感じで」<br />
&nbsp;<br />
自由奔放なスノーボーディングが、彼の技術を飛躍的に向上させたのだろう。子供の頃からゲレンデには必ず顔見知りがいて、年齢を問わずに一緒に滑ることでコミュニケーションを図り、あらゆる地形を様々なスノーボーダーとともに経験してきた。それらは彼にとって「人生の宝」なんだと。<br />
&nbsp;<br />
海外の山を滑るようになり、渡辺は改めて地元の魅力を感じるようになった。<br />
&nbsp;<br />
「ここの雪が一番好きです。こんな“泳げるような雪”は、ほかにない」<br />
&nbsp;<br />
ニセコが世界的スノーリゾートとして確固たる地位を築き上げたのは、絶対的な雪質を誇るという証明でもあるのだ。海が近いためコンスタントに雪が降り、軽いのに適度な踏みごたえがある雪の中で板を扱う感覚は特別なのだと力説する。<br />
&nbsp;<br />
「本当、泳ぐみたいな。海外や本州の雪はもっと弾力があるじゃないですか。下に層があるというか」<br />
&nbsp;<br />
ジャンプした後のパウダー着地を例に出したうえで、立ちやすくターンもしやすい「クッションみたいなパウダー」が本州だとしたら、ニセコの場合は「着地してパウダーに入ったら泳ぐみたい」と説明する。本州では雪の上に乗っている感覚で、ニセコではホバーボードに乗って浮いている感覚なんだそう。<br />
&nbsp;<br />
だからこそ、パウダーに深いトラックが刻まれていても滑り心地に影響することはないので、思いきり突っ込むことができるのだ。<br />
&nbsp;<br />
また、渡辺は生まれ育った雪山で磨き上げた滑りを武器に、世界に誇る巨大リゾートと化した地域から多くのことをインプットしている。<br />
&nbsp;<br />
「様々な世代や人種とも楽しくできれば、自分にいろんな要素が入ってくるから。一緒に滑るとターンの仕方ひとつで、あ、この人こういう感じなんだってわかるんですよ。スノーボードがコミュニケーションのツール、言葉みたいなものだから。いろんな人と滑って共有するのが大好きなんです」<br />
&nbsp;<br />
その風貌とは裏腹な屈託のない笑顔で、渡辺は人との距離を縮めていく。こうした彼らしいスタイルは、ニセコという多種多様な人種が集まるフィールドだからこそ育まれたものだ。<br />
&nbsp;<br />
そして、こうアウトプットしていくのだと。<br />
&nbsp;<br />
「自分はニセコで生まれ育ったスノーボーダーだから。これから僕が、この山の楽しさを伝えていけたらいいなと思う」</p>
<p class="credit">edit + text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）<br />
interview + text: <a href="https://www.instagram.com/yukie_ueda/" rel="noopener" target="_blank">Yukie Ueda</a></p>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_78/" rel="noopener" target="_blank">INTRODUCTION｜はじめに</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_79/" rel="noopener" target="_blank">01｜北海道 / 札幌　安藤健次インタビュー</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_80/" rel="noopener" target="_blank">02｜北海道 / 道北　佐藤秀平インタビュー</a><br />
<strong><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />03｜北海道 / ニセコ　渡辺大介インタビュー</strong><br />
▷04｜東北 / 北東北　杉本幸士インタビュー<br />
▷05｜東北 / 南東北　松浦広樹インタビュー<br />
▷06｜群馬 / 利根沼田　中山悠也インタビュー<br />
▷07｜新潟 / 魚沼　関口 敬インタビュー<br />
▷08｜新潟 / 妙高　小西隆文インタビュー<br />
▷09｜長野 / 白馬　美谷島 慎インタビュー<br />
▷10｜長野 / 北信　中山二郎インタビュー<br />
▷11｜岐阜 / 飛騨　太田宜孝インタビュー<br />
▷12｜西日本 / 近畿・中国　中尾正明インタビュー<br />
▷OUTRO｜JAPOW PRIDEからJAPOW FROM___へ。<br />
&nbsp;<br />
＿＿＿<br />
&nbsp;<br />
<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 11 「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</strong><br />
&nbsp;<br />
北海道・ニセコや長野・白馬を中心に大挙して押し寄せている外国人は、なぜ日本の雪山にこだわり続けているのか。それは、ここまで多くの人々が日常生活しているエリアに雪が大量に降る国がないから。米アラスカの僻地やカナダBC州の山奥には、もちろん大量に極上パウダースノーが降り注ぐ。しかし、それとはワケが違う。街があり、その近くに多くのゲレンデが点在し、ハイクオリティなパウダースノーが堪能できる。しかも、食事も温泉も人も最高。さらに言えば、リフト券が格安だ。これらが日本が世界に誇るべき価値なのである。これを言い換えれば、僕たちは世界中の雪を愛する人々が羨む環境に住んでいるということ。だからこそ、ニッポンの雪と山と文化を改めて知ってほしく、この一冊を編むことにした。世界一の豪雪大国に住むスノーボーダーの胸に、“JAPOW PRIDE”を刻みこんでもらいたい。<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg" alt="" width="1280" height="712" class="alignnone size-full wp-image-45670" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-1024x570.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-768x427.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
</p>
</div>
<p>&nbsp;<br />
【バックナンバーのご購入はこちらから】<br />
<a href="https://backside.theshop.jp/items/38783245" rel="noopener" target="_blank">https://backside.theshop.jp/items/24277374</a></p><p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_81/">世界が憧れるニセコの粉雪を、渡辺大介は“泳げるような雪”と表現した。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>すべての滑りを楽しむ佐藤秀平にとって、道北はスノーボーダーの聖地。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 09 Oct 2026 03:20:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 11]]></category>
		<category><![CDATA[佐藤秀平]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
		<category><![CDATA[道北]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>02 北海道 / 道北 ※2020年に綴った言葉をそのまま掲載 &#160; &#160; 世界中のスノーボーダーが羨む“JAPOW”の最高品質 91ページで詳細について触れているのだが、オーストリア人のレルヒ少佐が、1 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_80/">すべての滑りを楽しむ佐藤秀平にとって、道北はスノーボーダーの聖地。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2 class="post-headline">02<br />
北海道 / 道北</h2>
<p>※2020年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">世界中のスノーボーダーが羨む“JAPOW”の最高品質</h3>
<p>91ページで詳細について触れているのだが、オーストリア人のレルヒ少佐が、1911年に新潟・高田でスキー指導を行ったことが日本スキーの起源とされている。その翌年、1912年にレルヒ氏は北海道・旭川第7師団に赴任。軍隊に向けたスキー指導を行い、受講した軍人たちが北海道の各地に戻るとレルヒ直伝スキー講習会を実施するなどして道内に広まったことから、旭川が北海道における本格的なスキーを普及させる原点であったとされている。<br />
&nbsp;<br />
高田ではシュテムボーゲンを中心に指導していたが、旭川の場合は急斜面ではシュテム・ボーゲン、緩斜面ではテレマークターン、さらにジャンプの技術も授けたそう。レルヒ氏は、このエリアの雪は水分が少なく、スキーに最適だと直感していたのだ。<br />
&nbsp;<br />
旭川を中心とする道北エリアは内陸性気候のため、冷え込みは道内でもかなり厳しい。そのうえ、山々に囲まれた盆地地帯なので冷気が溜まりやすく、晴天に恵まれた朝などは強烈な放射冷却が発生。旭川でマイナス41℃という日本の最低気温を記録したことが、それを裏づけている。だからこそ簡単に雪玉が作れない、仮に腰まで埋まっても軽く動けてしまうほどのミクロファインスノーが降り注ぐのだ。<br />
&nbsp;<br />
その代表的な雪山として、北海道の屋根と称される、日本最大の山岳自然公園である大雪山国立公園の西に位置し、道内最高峰（2,291m）を誇る旭岳が挙げられる。多くの外国人スノーボーダーやスキーヤーが訪れ、海外のフィルムプロダクションのクルーたちも撮影のために頻繁に足を運んでいる有名スポットだ。麓駅からロープウェイに乗って山頂駅にたどり着けば、そこには絶景のディープパウダーエリアが広がっている。<br />
&nbsp;<br />
旭岳に限らず、旭川を拠点とすれば様々な個性を有するゲレンデにアクセスできるのも魅力。その旭川から1時間ほどクルマを走らせれば、国民的ドラマ『北の国から』の舞台として知られる富良野が存在する。また、車で3時間ほどかかるが、高級リゾートながらキャットサービスも提供している星野リゾート トマムの存在も忘れてはならない。<br />
&nbsp;<br />
そうした地で、佐藤秀平や吉田啓介といった世界標準のスノーボーダーが輩出されたわけだ。<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h2 class="post-headline">すべてを“楽しむ”男<br />
佐藤秀平</h2>
<p>1980年に北海道・旭川で開業した老舗スノーボードショップ「KONA SURF」の次男として生まれ、競技者としてオリンピックの舞台を目指し、現在はフィルミング活動を生業としている佐藤秀平。幼少期からスノーボードに親しみ、長年に渡り海外のシーンを体感してきた彼は、亡き父が作ったショップを継承しながらこの地で滑り続けている。<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_13_1.jpeg" alt="" width="1280" height="904" class="alignnone size-full wp-image-45691" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_13_1.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_13_1-300x212.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_13_1-1024x723.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_13_1-768x542.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">スノーボーダーにとって、ここは聖地。</h3>
<p>大雪山は古くからアイヌ語で「カムイミンタラ（神々の遊ぶ庭）」という神聖な呼び名がある。大雪山系の旭岳や黒岳、そして南部に位置する十勝岳や富良野岳は、まさにその名にふさわしい景色と雪質を誇る雪山だ。北海道の中でも一段と気温が低いため、質のいい雪が大量に降り積もる。<br />
&nbsp;<br />
「木がないから晴れてないと滑るのが難しくて」<br />
&nbsp;<br />
冬の雪山を思い起こしながら佐藤は語り始めた。<br />
&nbsp;<br />
十勝岳や富良野岳、旭岳の山頂付近は森林限界を超えているため、天候の悪い日に山に上がると視界が真っ白になる。しかし、降りしきる雪の中を滑っていると、大量の雪が周囲の音を掻き消し、静けさに包まれた幻想的な世界に。<br />
&nbsp;<br />
「そんな時はなるべく木のあるエリアを狙って滑るんだ」<br />
&nbsp;<br />
そうした山頂付近で太陽を遮るものが消えた暁には、真っ白な雪と青空のコントラストに包まれ、まるで天空にいるような気分にさせてくれるのだ。<br />
&nbsp;<br />
本格的に撮影が始まる前のシーズン初頭は、これまでのケースだと海外のリゾートでパークを中心に滑ることが多かったという佐藤だが、最近は地元でコンディションを整えることが増えている。<br />
&nbsp;<br />
「パウダーをがっちり滑って、思いきりフリーランできるのは富良野なんだ」<br />
&nbsp;<br />
富良野のゲレンデを思い返してみて印象深いのは、遠くまで見渡せる景色だ。リフトに乗り、標高を上げて滑り出そうとするその瞬間、正面に広がる絶景に圧倒される。十勝岳連峰、芦別岳、富良野西岳が富良野盆地を囲むという大パノラマが眼下に広がっているのだ。壮大な景色を眺めながら、4km超のロングバーンをクルージングできるのだから、そのスケールの大きさに感動すること請け合い。ゲレンデ自体は傾斜の緩やかな場所も多く、初中級者に楽しめるバーンが豊富なのだが、少しサイドカントリーに入るだけで長い距離のツリーランが楽しめる。<br />
&nbsp;<br />
また、冷たい空気が肌に刺さるような気温の低さだからこそ、放射冷却による幻想的なダイヤモンドダストを目にすることがよくある。このエリアならではの特徴だろう。<br />
&nbsp;<br />
旭川から見ると東部に位置する大雪山黒岳も、晴れた日には大雪山系の山々を一望できる絶景スポットだ。<br />
&nbsp;<br />
「ロープウェイで上ってからさらにリフトで流すんだけど、そのリフトの上から登っていくとアクセスがよくて」<br />
&nbsp;<br />
ロープウェイで上りきった位置がゲレンデのベースとなり、リフトの降り場が黒岳の7合目付近となる。そこから山頂を目指してハイクアップする人が多い。バックカントリーになるので装備が必要だが、開けたバーンを滑ったあとにリフト乗り場へと戻れるので人気の高いスポットのひとつだ。<br />
&nbsp;<br />
「十勝岳もめちゃくちゃ行きますね」<br />
&nbsp;<br />
撮影でも行くことが多いという十勝岳は“山岳スキーのふるさと”と呼ばれるほど、北海道でもっとも古い歴史を持つ山である。以前ゲレンデがあったことから、樹林帯のない開けた山に降り積もったパウダースノーを求める人が多く、佐藤も雪のコンディションがよくなってくると山を歩く練習の場にしている。<br />
&nbsp;<br />
「本格的に撮影が始まる前に、山を歩いて登ることもしておかないと」<br />
&nbsp;<br />
滑り込むだけでなく、山を登るための準備環境も整っているようだ。子供の頃、学校が終わると部活のように毎日雪山に赴き、ライディングに明け暮れていた佐藤。<br />
&nbsp;<br />
その少し前にあたる1990年代初頭、旭川エリアで日本のフリースタイルカルチャーが育まれていた。私自身もその時代に旭川でハーフパイプを始めた経緯がある。当時はプロツアーが盛んだったため、シーズン初めになるとその開幕地である旭川にプロスノーボーダーたちが集結していた。ハーフパイプで繰り出される技のカッコよさを目の当たりにし、私もプロになることを夢見て第一歩を踏み出したのだった。<br />
&nbsp;<br />
「その時代、有名なライダーがたくさん旭川に来ていて。親父が大会（KONA SURF CUP）をやっていたから、それがキッカケでパイプをやりたいって思うようになった」<br />
&nbsp;<br />
しかし時は流れ、現在の旭川エリアにハーフパイプは存在しない。そうした環境の変化を自身の転機と交えて話を続けた。<br />
&nbsp;<br />
「ここ何年かは撮影クルーがめちゃくちゃ来るようになった」<br />
&nbsp;<br />
ハーフパイプではなくバックカントリーで撮影を行うスノーボーダーたちが増え始めていた頃、佐藤はパイプで格闘していた。<br />
&nbsp;<br />
彼がパイプでナショナルチーム入りを果たしたのは、周りの仲間たちから少し遅れてのことだった。國母和宏はトリノ五輪あたりから競技と両立してバックカントリーでの撮影を生業としていたし、同郷の吉田啓介や、バンクーバー五輪を終えた工藤洸平もまた、ソチ五輪出場を目指していた佐藤よりも早くから映像を介して自分たちのスノーボーディングを表現していた。<br />
&nbsp;<br />
「オレがコンテストに出ているときには、みんなすでに撮影を始めていた。オレは遅かったうえにゼロからのスタートだったから焦ってたけど、周りの仲間たちが撮影のノウハウや（スノー）モービルの乗り方も教えてくれて。画を残すまでの過程をいい環境でできたと思う」<br />
&nbsp;<br />
このエリアに住んでいたことも、さらなる後押しとなった。<br />
&nbsp;<br />
「すぐに何でもトライできる環境が道北エリアにはあった。ゲレンデ内のパウダーもそうだし、山に登ることだったりすべてを近場でできるから。みんなが何時間もかけて行くスポットがめちゃくちゃ家の近所だったりして。（吉田）ケイスケと一緒に登って、こういうのはこうやって滑るんだとか、自分たちで撮り合いながら練習できたんだ」<br />
&nbsp;<br />
山での撮影を中心とした、いわゆる表現者の世界にすんなりと活動をシフトできたのは、山の環境や仲間の助け、そして何よりも佐藤自身のベーススキルが高かったから。<br />
&nbsp;<br />
「やっぱり絶対的にフリーランするんですよね。自分の親父とか一緒にやってた仲間の親たちはもともとサーファーで、そこからスノーボードをやり始めてて。そのオッちゃんたちはパウダーが好きだから、毎日のように“一緒にこっち行くぞ！”って山を登らされたりしてた」<br />
&nbsp;<br />
「パウダー滑って、ジャンプ台を作って遊んで、そのあとにパイプ行くみたいなことを、ひたすら一日中やってた」<br />
&nbsp;<br />
ハーフパイプからバックカントリーへプロとしての舵取りがあった時期、周りからはすんなりと順応できたように見えていた。それは、常にパウダーや不整地でも板に乗れるように幼少期から鍛えられてきた賜物だったのだ。<br />
&nbsp;<br />
アメリカのオレゴン州マウントフッドで開催されていたスノーボードキャンプに、大人たちに混ざって参加していた小学生の佐藤の姿を覚えている。同世代のライダーたちよりも早いうちから海外に出て、いろいろな雪山を滑ってきた彼は改めて、地元・旭川についてこう断言する。<br />
&nbsp;<br />
「スノーボーダーにとって、ここは聖地なんだ」</p>
<p class="credit">edit + text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）<br />
interview + text: <a href="https://www.instagram.com/yukie_ueda/" rel="noopener" target="_blank">Yukie Ueda</a></p>
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&nbsp;<br />
<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_78/" rel="noopener" target="_blank">INTRODUCTION｜はじめに</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_79/" rel="noopener" target="_blank">01｜北海道 / 札幌　安藤健次インタビュー</a><br />
<strong><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />02｜北海道 / 道北　佐藤秀平インタビュー</strong><br />
▷03｜北海道 / ニセコ　渡辺大介インタビュー<br />
▷04｜東北 / 北東北　杉本幸士インタビュー<br />
▷05｜東北 / 南東北　松浦広樹インタビュー<br />
▷06｜群馬 / 利根沼田　中山悠也インタビュー<br />
▷07｜新潟 / 魚沼　関口 敬インタビュー<br />
▷08｜新潟 / 妙高　小西隆文インタビュー<br />
▷09｜長野 / 白馬　美谷島 慎インタビュー<br />
▷10｜長野 / 北信　中山二郎インタビュー<br />
▷11｜岐阜 / 飛騨　太田宜孝インタビュー<br />
▷12｜西日本 / 近畿・中国　中尾正明インタビュー<br />
▷OUTRO｜JAPOW PRIDEからJAPOW FROM___へ。<br />
&nbsp;<br />
＿＿＿<br />
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<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 11 「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</strong><br />
&nbsp;<br />
北海道・ニセコや長野・白馬を中心に大挙して押し寄せている外国人は、なぜ日本の雪山にこだわり続けているのか。それは、ここまで多くの人々が日常生活しているエリアに雪が大量に降る国がないから。米アラスカの僻地やカナダBC州の山奥には、もちろん大量に極上パウダースノーが降り注ぐ。しかし、それとはワケが違う。街があり、その近くに多くのゲレンデが点在し、ハイクオリティなパウダースノーが堪能できる。しかも、食事も温泉も人も最高。さらに言えば、リフト券が格安だ。これらが日本が世界に誇るべき価値なのである。これを言い換えれば、僕たちは世界中の雪を愛する人々が羨む環境に住んでいるということ。だからこそ、ニッポンの雪と山と文化を改めて知ってほしく、この一冊を編むことにした。世界一の豪雪大国に住むスノーボーダーの胸に、“JAPOW PRIDE”を刻みこんでもらいたい。<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg" alt="" width="1280" height="712" class="alignnone size-full wp-image-45670" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-1024x570.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-768x427.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
</p>
</div>
<p>&nbsp;<br />
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			</item>
		<item>
		<title>“遊び上手”な男を育てた、世界屈指の豪雪都市・札幌。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</title>
		<link>https://backside.jp/10th-anniversary-archive_79/</link>
					<comments>https://backside.jp/10th-anniversary-archive_79/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 08 Oct 2026 03:11:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 11]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
		<category><![CDATA[北海道]]></category>
		<category><![CDATA[安藤健次]]></category>
		<category><![CDATA[札幌]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>01 北海道 / 札幌 ※2020年に綴った言葉をそのまま掲載 &#160; &#160; 都会に極上パウダーが降り積もる世界一の街 日本最北端の政令指定都市であり、全国の市区町村で4番目となる197万人（2020年4月 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_79/">“遊び上手”な男を育てた、世界屈指の豪雪都市・札幌。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2 class="post-headline">01<br />
北海道 / 札幌</h2>
<p>※2020年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">都会に極上パウダーが降り積もる世界一の街</h3>
<p>日本最北端の政令指定都市であり、全国の市区町村で4番目となる197万人（2020年4月現在）が住む街に、大量の雪が降り注ぐ。100万都市でこれだけ降る街は、世界中を探してもひとつしかない。<br />
&nbsp;<br />
1972年に日本およびアジア初の冬季オリンピックが開催されるなど、世界有数のウィンタースポーツの街として名高い札幌。その歴史を紐解いていくと、ヨーロッパの近代スキーが最初に日本に入ってきたのは新潟・高田とされている（91ページ参照）が、実は札幌だったという説が濃厚のようだ。<br />
&nbsp;<br />
1908年（明治41年）、現在の北海道大学である札幌農学校でドイツ語の講師をしていたスイス人、ハンス・コラー氏が母国よりスキーを紹介したことに端を発する。しかし、コラー氏は滑れなかったため指導することができず、学生たちは独学で学んだそうだ。<br />
&nbsp;<br />
さらに、彼らは馬ソリ屋にスキーを持ち込んで見様見真似で類似品を作らせ、校内の坂などで滑るようになった。これが、札幌の滑走文化の起源であり、国産のスキー板の第一号ということになるのだろう。<br />
&nbsp;<br />
そして112年という時を経て、スノーライフとアーバンライフが両立できる稀有なスノータウンへと昇華したわけだ。都会に憧れて東京を目指す若者が多いように、豊富な降雪量と街を求めて移住するスノーボーダーが後を絶たないという話もうなずける。リモートワークが浸透しつつある近未来、さらに移住を考える人が増えることだろう。<br />
&nbsp;<br />
それは、市街地から1時間圏内にゲレンデが10以上も点在しており、言うまでもなく日本屈指のドライパウダーが降り積もるのだから。それでいて、広大なゲレンデ面積を誇り、スティープな斜面から起伏に富んだ地形、そしてツリーランが楽しめ、運がよければマッシュにだってありつける、まさにフリーライド天国。雪を求める世界中の放浪者たちが必ず立ち寄る街、そう言っても言い過ぎではないだろう。<br />
&nbsp;<br />
事実、多くのスノーボードムービーを観ていればわかるように、スノーライフとアーバンライフを満喫するだけにとどまらず、すすきのでナイトライフまで充実させている様子が多く発信されている。そんな懐の深すぎる札幌にはたくさんのプロスノーボーダーが生息しているため、彼らのライフスタイルがそのまま、このエリアの魅力に直結しているのだ。<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h2 class="post-headline">“遊び上手”な男<br />
安藤健次</h2>
<p>プロスノーボーダーたちが唸る上手さ。スケートボードをバックグラウンドに持ち、卓越した板さばきに定評のある男。京都から札幌に移住したことで身につけた、“遊び上手”という表現がふさわしいライディングを誇る安藤健次だ。年齢を重ねた今もなお、フリースタイルに遊び続ける彼のスノーライフにこそ、この地の魅力が詰め込まれている。<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_8_1.jpeg" alt="" width="1280" height="904" class="alignnone size-full wp-image-45683" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_8_1.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_8_1-300x212.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_8_1-1024x723.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_8_1-768x542.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">フリースタイルのすべてを楽しみたいし、楽しめる。</h3>
<p>北海道は札幌に移り住んで20年。今もブレぬ京都弁でこの地を語ってくれたのは、アンディこと安藤健次。<br />
&nbsp;<br />
「オレはとりあえず、札幌に来てからはほぼ同じゲレンデで滑ってる」<br />
&nbsp;<br />
それは、定山渓高原に位置する札幌国際だ。自宅からの距離が一番の決め手と言うが、年間の降雪量が多く、同じ札幌エリアの中でも営業期間が長いことも大きな要因だ。トップシーズンに入ると撮影のため、バックカントリーに入る機会が多くなるからこそ、それまでの準備期間も含め、普段はとにかく滑り込みたいんだと語る。<br />
&nbsp;<br />
「これだけ長くいたらポイントもいっぱい知ってるし、飛べるスポットも小さい場所からあって練習になる。オレの性格かもしれんけど、同じゲレンデをずっと滑ってても楽しいからな。同じポイントだったらどんどん違う技にトライしたり、復習したりしてもいいわけやん」<br />
&nbsp;<br />
その理由は、雪質のよさや降雪の多さはもちろん、地形遊びの面白さがある。トップシーズンになると埋まるそうだが、「コブ斜面になるコースなんかも、シーズン始めは一番地形が張り出していて、起伏を飛んで遊べる。そこらじゅうモコモコしていて楽しいんだ」<br />
&nbsp;<br />
積雪が多いゲレンデだけに、地形が露出している限られた時期というのも魅力なのだ。<br />
&nbsp;<br />
また、自己責任のもとバックカントリーエリアを開放しているのがサッポロテイネ。<br />
&nbsp;<br />
「テイネは全体的に斜度があるから、どこを滑っても面白い」<br />
&nbsp;<br />
降雪に恵まれれば最高のコンディションであることは言うまでもないが、降っていなくてもカチカチに冷え固まったバーンがいい修行になるそうだ。<br />
&nbsp;<br />
急斜面だけでなく、ナチュラルという名の林間コースも安藤の遊び場のひとつ。<br />
&nbsp;<br />
「サイドヒットで上手くラインを繋げられると、ポンポン飛んでいけるから楽しい。木を飛び越えたり、ボンクしたりしながら遊べる」<br />
&nbsp;<br />
テイネは上部にハイランド、下部にオリンピアというふたつのゲレンデがゴンドラで繋がっている。<br />
&nbsp;<br />
「ハイランドの一番上からオリンピアの麓まで、スーパーロングコースで滑れる」<br />
&nbsp;<br />
さらに札幌界隈には、里山に点在する豊富な自然地形を楽しめるスポットがある。海外からも映像クルーが撮影のために訪れるなど、多くのライダーたちにとって“映える”ロケーションでもあるのだ。<br />
&nbsp;<br />
仕事やイベントなどで札幌界隈のゲレンデに赴くことの多い安藤は、「どこで滑っても楽しい」と太鼓判を押す。<br />
&nbsp;<br />
「パークを滑るならテイネ、それとばんけいかな」<br />
&nbsp;<br />
北海道に多く存在していたハーフパイプは次々と姿を消したが、現在も道内で唯一常設しているのが、さっぽろばんけいである。<br />
&nbsp;<br />
「テイネはディガーチームが入っているので、しっかりパークを運営してる。キロロはメジャー（佐藤洋久）が関わってバンクドスラロームのコースを造ってるよ」<br />
&nbsp;<br />
「どうしてもパウダーを滑りたいなら、キロロに行ったらいい」<br />
&nbsp;<br />
キロロリゾートはサイドカントリーエリアがゲート制で開放されているのだが、山の広さに対して人が少ないので、夕方までパウダーが残っていることが多いそうだ。<br />
&nbsp;<br />
私はこれまで、北海道に行くとなるとニセコエリアやキロロリゾートなど、新千歳空港からの距離が遠くても直結バスが走っているなど、アクセスのいいエリアを選ぶことが多かった。<br />
&nbsp;<br />
「（札幌）国際はよそから来るとアクセスが面倒なのよ」とのことだが、ライダーたちからもよく耳にするので気になるゲレンデだ。先の安藤の言葉を聞けばなおさら。観光客がアクセスしづらいということは、ローカルスノーボーダーが贅沢に楽しめるというわけ。<br />
&nbsp;<br />
「昔はよくコモり組が来てたけど、今はローカル山。早い時期から撮影をするライダーたちが多いね。ABSINTHEのクルーも来てたことがあって、ニコラス（ミューラー）やテリエ（ハーカンセン）も案内した」<br />
&nbsp;<br />
やはり、嗅覚を研ぎ澄ましているスノーボーダーたちが足を運ぶ価値のある場所なのだ。<br />
&nbsp;<br />
近年、布施忠とともに札幌国際で足慣らしを兼ねてライディングしている姿をSNSなどで見かけるが、セッションする相手はプロに限らない。<br />
&nbsp;<br />
「スノーボードが上手い下手問わず、一緒に滑っていて楽しいヤツがいい。上手くなりたいって気持ちが強いヤツに挑戦させるのが好きやから」<br />
&nbsp;<br />
「オレは楽しみながら向上心を持って、どんどん新しいことをやりたい。ジャンプだってずっとしていきたい。だって、一番簡単なもん履いてんで、飛ぶのに。そのいい文化を活かさんと」<br />
&nbsp;<br />
安藤にとって滑ることは、仕事である以上に遊びなのだ。そして滑りのレベルを問わず、その遊び場に仲間を受け入れる。<br />
&nbsp;<br />
「仕事で疲れるのが一番嫌い。仕事で疲れててもスケボーやスノーボードでもう一回疲れたほうが、次の日頑張れる」<br />
&nbsp;<br />
技ができたときの感覚をしばらく思い出しながら数日過ごせると、嬉しそうに語ってくれた。<br />
&nbsp;<br />
そうした貪欲な彼が北海道に移住するキッカケとなったのは、アマチュア時代に行ったニュージーランドの撮影だった。<br />
&nbsp;<br />
「上手い子は北海道の人が多くて。フリーライディングするんやったら北海道だと思ってたから、プロになった瞬間に行こうと決めた」<br />
&nbsp;<br />
札幌に移住して、プロとしてのスノーボード人生が完全に変わったと話す。<br />
&nbsp;<br />
「ここまでこの世界で生きてこれたんはきっと、オレが移住したからやと思う。常に雪の近くにいれたから」<br />
&nbsp;<br />
札幌の地に移り住んだことで上手くなる楽しさが増えたと話す安藤は、スキルだけでなく、その“遊び方”もプロだった。<br />
&nbsp;<br />
「スケボーやサーフィンに比べて簡単って言われがちやねんけど。スノーボードは最初は簡単やけど、滑れば滑るほど難しくなるねんな。それが面白い。パイプ、パーク、ジブ、バックカントリー、それぞれ違う面白さがあるやん。オレはそれを全部やりたい」<br />
&nbsp;<br />
グラウンドトリックひとつをとっても、その板さばきがどれほどほかの動きに役立つか。すべてのアクションが繋がってこそスノーボーディングなのだと彼は考えている。<br />
&nbsp;<br />
「この人のライディング面白いよねって思ってもらえる、そういうライダーになりたくて。今はその途中」<br />
&nbsp;<br />
スゴい技をすることだけが魅せ方ではなく、人が見て滑りたくなるような、挑戦したくなるような滑りがしたいのだと語る。<br />
&nbsp;<br />
安藤がジャンルに縛られない滑りを続けているのは、変わらぬ環境でも多様なスノーボーディングができる札幌の雪山にヒントがある気がしてならない。今度北海道に行ったら札幌に滑りに行ってみよう。ひさしぶりに彼の後ろを滑ってみたいと思ったから。</p>
<p class="credit">edit + text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）<br />
interview + text: <a href="https://www.instagram.com/yukie_ueda/" rel="noopener" target="_blank">Yukie Ueda</a></p>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_78/" rel="noopener" target="_blank">INTRODUCTION｜はじめに</a><br />
<strong><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />01｜北海道 / 札幌　安藤健次インタビュー</strong><br />
▷02｜北海道 / 道北　佐藤秀平インタビュー<br />
▷03｜北海道 / ニセコ　渡辺大介インタビュー<br />
▷04｜東北 / 北東北　杉本幸士インタビュー<br />
▷05｜東北 / 南東北　松浦広樹インタビュー<br />
▷06｜群馬 / 利根沼田　中山悠也インタビュー<br />
▷07｜新潟 / 魚沼　関口 敬インタビュー<br />
▷08｜新潟 / 妙高　小西隆文インタビュー<br />
▷09｜長野 / 白馬　美谷島 慎インタビュー<br />
▷10｜長野 / 北信　中山二郎インタビュー<br />
▷11｜岐阜 / 飛騨　太田宜孝インタビュー<br />
▷12｜西日本 / 近畿・中国　中尾正明インタビュー<br />
▷OUTRO｜JAPOW PRIDEからJAPOW FROM___へ。<br />
&nbsp;<br />
＿＿＿<br />
&nbsp;<br />
<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 11 「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</strong><br />
&nbsp;<br />
北海道・ニセコや長野・白馬を中心に大挙して押し寄せている外国人は、なぜ日本の雪山にこだわり続けているのか。それは、ここまで多くの人々が日常生活しているエリアに雪が大量に降る国がないから。米アラスカの僻地やカナダBC州の山奥には、もちろん大量に極上パウダースノーが降り注ぐ。しかし、それとはワケが違う。街があり、その近くに多くのゲレンデが点在し、ハイクオリティなパウダースノーが堪能できる。しかも、食事も温泉も人も最高。さらに言えば、リフト券が格安だ。これらが日本が世界に誇るべき価値なのである。これを言い換えれば、僕たちは世界中の雪を愛する人々が羨む環境に住んでいるということ。だからこそ、ニッポンの雪と山と文化を改めて知ってほしく、この一冊を編むことにした。世界一の豪雪大国に住むスノーボーダーの胸に、“JAPOW PRIDE”を刻みこんでもらいたい。<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg" alt="" width="1280" height="712" class="alignnone size-full wp-image-45670" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-1024x570.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-768x427.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
</p>
</div>
<p>&nbsp;<br />
【バックナンバーのご購入はこちらから】<br />
<a href="https://backside.theshop.jp/items/38783245" rel="noopener" target="_blank">https://backside.theshop.jp/items/24277374</a></p><p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_79/">“遊び上手”な男を育てた、世界屈指の豪雪都市・札幌。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>なぜこの一冊を「JAPOW PRIDE」と名づけたのか。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</title>
		<link>https://backside.jp/10th-anniversary-archive_78/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 07 Oct 2026 02:48:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 11]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>2020年、BACKSIDEは「JAPOW PRIDE」と題した一冊を作った。 &#160; 世界中のスノーボーダーが憧れる日本の雪を、僕たち自身はどれだけ知っているのか。そんな問いから、日本を12のスノーエリアに分け、 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_78/">なぜこの一冊を「JAPOW PRIDE」と名づけたのか。【創刊10周年特別企画】ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>2020年、BACKSIDEは「JAPOW PRIDE」と題した一冊を作った。<br />
&nbsp;<br />
世界中のスノーボーダーが憧れる日本の雪を、僕たち自身はどれだけ知っているのか。そんな問いから、日本を12のスノーエリアに分け、それぞれの土地を代表するスノーボーダーたちに話を聞いた。<br />
&nbsp;<br />
あれから6年。創刊10周年を迎えたBACKSIDEはこの11月、日本のスノーボード文化を世界へ届ける新たな英語ポータルサイト「JAPOW FROM___」を立ち上げる。<br />
&nbsp;<br />
JAPOW PRIDEから、JAPOW FROM___へ。<br />
&nbsp;<br />
その現在地から6年前の一冊を読み返してみると、今につながるものが、すでにそこにあった。<br />
&nbsp;<br />
まずは、当時この特集の冒頭に綴ったINTRODUCTIONから振り返りたい。</strong><br />
&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
※2020年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_2_1.jpeg" alt="" width="1280" height="904" class="alignnone size-full wp-image-45671" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_2_1.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_2_1-300x212.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_2_1-1024x723.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/backside_11_06_Page_2_1-768x542.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h2 class="post-headline">はじめに</h2>
<p>あのゴンドラに乗るために、早朝から並べられていたボードやスキー板の数は減るだろう。あのリフトに乗るために、これまでのように並ぶ必要はないのかもしれない。<br />
&nbsp;<br />
この冬、一部スノーリゾートの風景は様変わりする。それは、新型コロナウイルスが引き起こしたパンデミックにより、外国人スノーボーダー＆スキーヤーが来日できないから。<br />
&nbsp;<br />
言うまでもないかもしれないが、北海道・ニセコや長野・白馬を中心に、この時期雪がない南半球のオーストラリアやニュージーランドからはもちろん、近年は自国に大型スノーリゾートを抱えている欧米諸国からも多くの外国人が日本のパウダースノー、いわゆる“JAPOW”を求めて大挙して押し寄せていた。白馬を中心に10のゲレンデから構成されているHAKUBA VALLEYのチケット販売データによると、2012-13から2018-19まで7シーズン連続して、年平均25%増の訪日外国人を記録したほどである。<br />
&nbsp;<br />
そして、ニセコや白馬に限った話ではなく、感度の高い外国人たちはすでに、新潟・妙高や長野・野沢温泉など、日本のスノーエリアを開拓し始めているわけだ。それほどまでに、世界中のスノーバム（雪の放浪者）から日本が愛されている理由とは何か。<br />
&nbsp;<br />
それは、ほかにも世界中に豪雪地域はあれど、ここまで多くの人々が日常生活しているエリアに雪が大量に降る国がないから。米アラスカの僻地やカナダBC州の山奥には、もちろん大量に極上パウダースノーが降り注ぐ。しかし、それとはワケが違う。街があり、その近くに多くのゲレンデが点在し、ハイクオリティなパウダースノーが堪能できる。しかも、食事も温泉も人も最高。さらに言えば、リフト券が格安だ。これらが日本が世界に誇るべき価値なのである。<br />
&nbsp;<br />
これを言い換えれば、僕たちは世界中の雪を愛する人々が羨む環境に住んでいるということ。<br />
&nbsp;<br />
灯台下暗しかもしれないので、改めておさらいしておきたい。日本は国土面積の約70％が山岳地帯であり、南北に伸びた列島だ。冬になるとシベリア高気圧からの冷たく乾いた北西季節風が強く吹き、日本海を流れる温暖な対馬海流から蒸発した水分を含み湿った風に変わることで雪雲が発生。それが山岳地帯にぶつかるため、日本海側は降雪が多くなる。<br />
&nbsp;<br />
雪の降る地域を見ていくと、国の基準で豪雪地帯と特別豪雪地帯とに指定されているのだが、国土のおよそ50%の地域がそれらに該当する。特別豪雪地帯は国土のおよそ20%に及び、日本海側のほとんどが豪雪地帯に当たるのだ。<br />
&nbsp;<br />
冒頭で述べたように、今シーズンは外国人が少ないからこそ、パウダースノー争奪戦の競争率は下がる。加えて、ラニーニャ現象が発生していることから降雪に恵まれる可能性が高く、コロナ禍だからこそゲレンデへ向かう一歩を後押ししたい、という想いはもちろんある。しかしそれ以上に、僕たちが住むニッポンの雪と山と文化を改めて知ってほしく、この一冊を編むことにした。<br />
&nbsp;<br />
全国津々浦々のスノーエリアを12に区分し、それぞれを代表するプロスノーボーダー12名に話を訊いた。そのインタビュアーを、長きに渡りプロスノーボーダーとして活躍、今秋までアメリカ・カリフォルニア州マンモスマウンテンを拠点としていた上田ユキエが担当。筆者以上に全国の雪山に赴いた経験を持ち、さらに海外視点でも日本の雪山を切り取ってほしかったから。<br />
&nbsp;<br />
それでは、世界一の豪雪大国に住むスノーボーダーの胸に、“JAPOW PRIDE”を刻みこんでもらいたい。<br />
&nbsp;<br />
BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
編集長　<a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">野上大介</a><br />
&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />INTRODUCTION｜はじめに<br />
▷01｜北海道 / 札幌　安藤健次インタビュー<br />
▷02｜北海道 / 道北　佐藤秀平インタビュー<br />
▷03｜北海道 / ニセコ　渡辺大介インタビュー<br />
▷04｜東北 / 北東北　杉本幸士インタビュー<br />
▷05｜東北 / 南東北　松浦広樹インタビュー<br />
▷06｜群馬 / 利根沼田　中山悠也インタビュー<br />
▷07｜新潟 / 魚沼　関口 敬インタビュー<br />
▷08｜新潟 / 妙高　小西隆文インタビュー<br />
▷09｜長野 / 白馬　美谷島 慎インタビュー<br />
▷10｜長野 / 北信　中山二郎インタビュー<br />
▷11｜岐阜 / 飛騨　太田宜孝インタビュー<br />
▷12｜西日本 / 近畿・中国　中尾正明インタビュー<br />
▷OUTRO｜JAPOW PRIDEからJAPOW FROM___へ。<br />
&nbsp;<br />
＿＿＿<br />
&nbsp;<br />
<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 11 「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」</strong><br />
&nbsp;<br />
北海道・ニセコや長野・白馬を中心に大挙して押し寄せている外国人は、なぜ日本の雪山にこだわり続けているのか。それは、ここまで多くの人々が日常生活しているエリアに雪が大量に降る国がないから。米アラスカの僻地やカナダBC州の山奥には、もちろん大量に極上パウダースノーが降り注ぐ。しかし、それとはワケが違う。街があり、その近くに多くのゲレンデが点在し、ハイクオリティなパウダースノーが堪能できる。しかも、食事も温泉も人も最高。さらに言えば、リフト券が格安だ。これらが日本が世界に誇るべき価値なのである。これを言い換えれば、僕たちは世界中の雪を愛する人々が羨む環境に住んでいるということ。だからこそ、ニッポンの雪と山と文化を改めて知ってほしく、この一冊を編むことにした。世界一の豪雪大国に住むスノーボーダーの胸に、“JAPOW PRIDE”を刻みこんでもらいたい。<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg" alt="" width="1280" height="712" class="alignnone size-full wp-image-45670" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-1024x570.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/BACKSIDE_11_COVER-768x427.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
</p>
</div>
<p>&nbsp;<br />
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			</item>
		<item>
		<title>あの瞬間を、着る。新プロジェクト・BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」、始動。</title>
		<link>https://backside.jp/backside-editions_moments_000/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 03 Oct 2026 02:20:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[BACKSIDE EDITIONS]]></category>
		<category><![CDATA[MOMENTS]]></category>
		<category><![CDATA[平野海祝]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://backside.jp/?p=45589</guid>

					<description><![CDATA[<p>スノーボードには、忘れられない瞬間がある。 &#160; ひとつのトリック。一本のライン。 記録を超えて記憶に残るスタイル。 &#160; 90年代にも、00年代にも、そして今も。 写真に刻まれ、時代を越えて語り継がれて [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/backside-editions_moments_000/">あの瞬間を、着る。新プロジェクト・BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」、始動。</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><main class="ex_news"></p>
<section class="txt01">
スノーボードには、忘れられない瞬間がある。<br />
&nbsp;<br />
ひとつのトリック。一本のライン。<br />
記録を超えて記憶に残るスタイル。<br />
&nbsp;<br />
90年代にも、00年代にも、そして今も。<br />
写真に刻まれ、時代を越えて語り継がれていく瞬間がある。<br />
&nbsp;<br />
BACKSIDE EDITIONSとは、スノーボードカルチャーをプロダクトとして届ける、<br />
BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINEの新たなレーベル。<br />
&nbsp;<br />
第1弾としてスタートする「MOMENTS」では、<br />
そんな「あの瞬間」を選び、<br />
一枚のTシャツにアーカイブしていく。<br />
&nbsp;<br />
そして、その一枚が売れるたびに、<br />
写真に刻まれたライダーと、<br />
その瞬間を切り取ったフォトグラファーへ売上の一部を還元する。<br />
&nbsp;<br />
滑る人がいて、撮る人がいる。<br />
両者がいたからこそ、残された瞬間がある。<br />
&nbsp;<br />
その価値を、スノーボーダーへ。<br />
そして、価値を生み出した人たちへ。<br />
&nbsp;<br />
あの瞬間を、着る。<br />
&nbsp;<br />
BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」、始動。</section>
<section class="rider-wrap">
<h2>THE MOMENT</h2>
<h3 class="post-caption">KAISHU HIRANO<br />
平野海祝の「あの瞬間」</h3>
<p>最初に選んだ「あの瞬間」は、<br />
まだ記憶に新しい。<br />
&nbsp;<br />
2026年3月、スイス・ラークス。<br />
平野海祝がハーフパイプで宙を舞った、あの瞬間だ。<br />
&nbsp;<br />
北京五輪で世界を驚かせたエアの高さを、その後も追求し続けてきた海祝。<br />
トリックの高難度化が進む現代のハーフパイプでは、高さは重要な要素でありながら、<br />
それだけを追求することは難しい。<br />
&nbsp;<br />
それでも海祝は、誰よりも高く飛ぶことに挑み続けた。<br />
&nbsp;<br />
限られた助走距離をフルスピードで駆け抜け、夜空に飛び出した海祝と、<br />
そのはるか下にあるハーフパイプ。<br />
圧倒的な高さが一枚に刻まれたこの写真を、BACKSIDEは最初の「あの瞬間」に選んだ。<br />
&nbsp;<br />
そして2026年10月1日。<br />
この写真に刻まれた7.72mの巨大エアが、<br />
「ハーフパイプにおけるスノーボードの最高のエア」として<br />
ギネス世界記録<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/2122.png" alt="™" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />に認定された。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/Kaishu-Hirano_20261001.jpg" alt="" width="1280" height="1600" class="alignnone size-full wp-image-45605" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/Kaishu-Hirano_20261001.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/Kaishu-Hirano_20261001-240x300.jpg 240w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/Kaishu-Hirano_20261001-819x1024.jpg 819w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/Kaishu-Hirano_20261001-768x960.jpg 768w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/Kaishu-Hirano_20261001-1229x1536.jpg 1229w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;</p>
<hr>
<section class="rider-wrap">
<h2>THE PHOTOGRAPH</h2>
<h3 class="post-caption">7.72 METERS<br />
世界が激震した「あの巨大エア」</h3>
<p>2026年3月2日、米コロラド州アスペン。平野海祝は25フィート2インチ（約7.68m）のエアを記録し、北京五輪で自身がマークした24フィート4インチ（約7.41m）を更新した。<br />
&nbsp;<br />
それから、わずか2週間あまり。<br />
「THE SNOW LEAGUE」シーズン最終戦が行われたスイス・ラークスで、海祝はさらに高く飛んだ。<br />
&nbsp;<br />
25フィート4インチ（約7.72m）。<br />
&nbsp;<br />
「これまでで一番怖かった」<br />
&nbsp;<br />
海祝は、こう振り返る。<br />
&nbsp;<br />
自ら塗り替えたばかりの記録を、再び更新した「あの瞬間」だ。<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840.jpg" alt="" width="1280" height="1919" class="alignnone size-full wp-image-45606" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840.jpg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-200x300.jpg 200w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-683x1024.jpg 683w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-768x1151.jpg 768w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/KaishuHirano_MensSnowboardQualifying_S1E4_Blotto_7840-1025x1536.jpg 1025w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;<br />
rider: Kaishu Hirano <br />
location: The Snow League / Laax, Switzerland <br />
date: March 19, 2026<br />
photo: The Snow League / Blotto</p>
<hr>
<section class="rider-wrap">
<h2>PRODUCTS</h2>
<h3 class="post-caption">ONE MOMENT, TWO WAYS<br />
「あの瞬間」を、ふたつの表現で</h3>
<p><strong>WHITE / FULL COLOR</strong><br />
&nbsp;<br />
あの瞬間を、あのときの色で。<br />
 夜空、雪面、照明、観客、そして宙を舞う海祝。 <br />
フルカラーで一枚のTシャツに。<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001053.jpeg" alt="" width="1280" height="852" class="alignnone size-full wp-image-45607" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001053.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001053-300x200.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001053-1024x682.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001053-768x511.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001113.jpeg" alt="" width="1280" height="852" class="alignnone size-full wp-image-45608" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001113.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001113-300x200.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001113-1024x682.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001113-768x511.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001129.jpeg" alt="" width="1280" height="852" class="alignnone size-full wp-image-45609" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001129.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001129-300x200.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001129-1024x682.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001129-768x511.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>BLACK / MONOCHROME</strong><br />
&nbsp;<br />
色を削ぎ落とし、象徴的に。 <br />
光と影が浮かび上がらせる、海祝の圧倒的な高さ。 <br />
あの瞬間を、モノクロームで一枚のTシャツに。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001064.jpeg" alt="" width="1280" height="852" class="alignnone size-full wp-image-45610" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001064.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001064-300x200.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001064-1024x682.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001064-768x511.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001106.jpeg" alt="" width="1280" height="851" class="alignnone size-full wp-image-45648" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001106.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001106-300x199.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001106-1024x681.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001106-768x511.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<div class="post-ing"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001128.jpeg" alt="" width="1280" height="852" class="alignnone size-full wp-image-45612" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001128.jpeg 1280w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001128-300x200.jpeg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001128-1024x682.jpeg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/10/L1001128-768x511.jpeg 768w" sizes="auto, (max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></div>
<p>&nbsp;</p>
<hr>
<section class="rider-wrap">
<h2>PRODUCT DETAILS</h2>
<h3 class="post-caption">BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」VOL.0 / KAISHU HIRANO<br />
「あの瞬間」を、着る</h3>
<p>カラー: WHITE / FULL COLOR, BLACK / MONOCHROME<br />
 ボディ: United Athle 5001-01<br />
素材: コットン100% <br />
プリント: インクジェット <br />
プリントサイズ: W275 × H360mm <br />
サイズ: S〜XXL<br />
 価格: 7,700円（税込）</p>
<p>※平野海祝（身長163cm）の着用サイズはLです<br />
※撮影商品はサンプルです</p>
<hr>
<section class="rider-wrap">
<h2>ORDER</h2>
<h3 class="post-caption">オーダー受付中</h3>
<p>受注期間: 2026年10月3日（土）〜10月18日（日）23時59分 <br />
発送予定: 11月中旬より順次発送</p>
<p class="credit">text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）<br />
photos: <a href="https://www.instagram.com/yuitak/" rel="noopener" target="_blank">YUI</a></p>
<p><a href="https://backside.theshop.jp/items/160760598" target="_blank" class="btn-cp" rel="noopener">BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」 | 販売ページはこちら</a><br />
</section>
<p></main></p>
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</script></p><p>The post <a href="https://backside.jp/backside-editions_moments_000/">あの瞬間を、着る。新プロジェクト・BACKSIDE EDITIONS「MOMENTS」、始動。</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>一本一本のランに人生をかける男。カズが命を捧げるスノーボード【創刊10周年特別企画】ISSUE 10「國母和宏が命を捧げる映像表現の世界」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 02 Oct 2026 03:03:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[INK MOVIE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 10]]></category>
		<category><![CDATA[STONP]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
		<category><![CDATA[國母和宏]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>2019年、國母和宏は「スノーボードはカッコいいものでなきゃいけない」と語っていた。誰もが映像を発信できる時代になり、スノーボードを取り巻くムービー環境は大きく変わった。それでもカズは、一本のラインに人生をかけ、その滑り [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_77/">一本一本のランに人生をかける男。カズが命を捧げるスノーボード【創刊10周年特別企画】ISSUE 10「國母和宏が命を捧げる映像表現の世界」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><strong>2019年、國母和宏は「スノーボードはカッコいいものでなきゃいけない」と語っていた。誰もが映像を発信できる時代になり、スノーボードを取り巻くムービー環境は大きく変わった。それでもカズは、一本のラインに人生をかけ、その滑りを作品として残すことにこだわり続けている。<br />
&nbsp;<br />
なぜ、そこまでして滑るのか。なぜ、映像として残し続けるのか。ISSUE 10「國母和宏が命を捧げる映像表現の世界」最終章。2019年に綴ったカズの生き様を、当時の言葉のまま届ける。</strong><br />
&nbsp;<br />
※2019年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>EPISODE 6</strong></p>
<h2 class="post-headline">國母和宏という生き様</h2>
<p>「ネットが普及したことでSNSが全盛になり、誰でも動画をあげられる時代になって……。その結果、スノーボードがすごく軽いものになったような気がする。フリーだからってカッコよくない映像は観たいとも思わないですね。もちろんフリーでもいいムービーはあるけど、カッコいいスノーボードを見る機会は確実に減りました。でもオレは、スノーボードはカッコいいものでなきゃいけないと思うし、作品として観たいと思われるムービーを作り続けていきたい」<br />
&nbsp;<br />
カズが言うように、YouTubeを含めたSNSが台頭したことにより、映像配信は誰でも可能になった。個人がメディアになれる時代。そのうえで無料で楽しめる。<br />
&nbsp;<br />
これまでフリースタイルシーンを牽引してきた海外の大手ビデオプロダクション、EPISODE 4で綴ったがカズの育ての親とも言えるSTANDARD FILMSですら制作活動の休止を余儀なくされた。世界中の雪山を半年近くかけて転々とするためには、滞在費や渡航費といったトラベルバジェットは嵩む。DVDまたはダウンロード販売数が落ち込めば当然スポンサーが離れていくのだから、また別の収益モデルを確立させないと存続は厳しいのかもしれない。<br />
&nbsp;<br />
そうした状況のなか、ABSINTHE FILMSなど継続しているビデオプロダクションも存在するものの、それに取って代わるようにメーカーによる作品、あるいは、契約スポンサーをバックに個人でリリースする傾向が強くなっている。『KAMIKAZU』のようなメディア主導の作品とは異なり、そうなるとどうしてもプロモーション要素が目立ってしまうし、所属ライダーによっては表現の幅が狭くなるため作品のクオリティにも響いてしまう。<br />
&nbsp;<br />
そのうえで国内では、先述したようにSCLOVERやHYWODといった映像プロダクションが消えた。海外ブランドが多い業界だからこそ、日本支社やディストリビューターから成るため国内シーンは予算も限られており、メーカー主導による作品すら少ない。<br />
&nbsp;<br />
そうした背景を踏まえ、さらにグラウンドトリックが独自の進化を遂げているようにライディングスタイルもガラパゴス化している日本だからこそ、個人による動画配信が増え続けている。滑りよりも喋りやテロップのクオリティが求められ、クールではなくポップな動画が蔓延した。そうしたハウツーなどの実用的な情報ばかりが日々求められる最中、命をかけて長期間に渡り撮影を繰り返し、毎年ひとつの作品を創り上げるなんて時代錯誤も甚だしいのかもしれない。<br />
&nbsp;<br />
「映像作品がなくなっていくのが本当に寂しくて。小さい頃からそれを観て、ライダーのスタイルやどういう人物なのかを知って、その人のことを好きになったり、そいつみたいになりたいと思ったのがビデオパートでした。それを観て育ってきたから、絶対になくしたくない。ビデオパートを獲ることに憧れて、自分もそういうライダーになりたいと思ってここまで来たわけだから」<br />
&nbsp;<br />
映像を介した自己表現を生業としているカズ。命を落とすかもしれないバックカントリーと対峙し、およそ7週間滑ることが許されなかったケガを克服し、世界中の雪が解けるまで撮影を繰り返した集大成として完成したおよそ4分間のビデオパートが世界一に輝いたことで、さらなる高みを目指した。そして、ビデオパートという枠組みを越えてひとつの映像作品を手掛け、プロスノーボーダーとして世界一の称号を得ることができた。<br />
&nbsp;<br />
自らの美学を貫き通し、それが世界中から支持されて今のカズがある。命をかけて本気で遊んできた。だからこそ、こうした価値を後世に残したい。彼はそれを責務と感じているのではないか。<br />
&nbsp;<br />
さらに、作品の届け方にも強いこだわりがある。<br />
&nbsp;<br />
「クリックしただけで映像が観れて、それで終わりにはしたくなくて。オレはスノーボードがすごい好きだし昔からやってるし、命をかけて取り組んでることだからなのかもしれないけど、それで終わっちゃうのは軽すぎる。だから、ジャケットのデザインやパッケージも含めてカタチにすることもなくしたくないんです。さらに好きな人たちは試写会に足を運んでもらって、一緒に映像を観ながらイベントを楽しんでほしい。オレはそういうスノーボードのカルチャーが好きだから。どれが正しくて何が間違ってるのかっていう理屈じゃなくて、単純にそれが残ってほしいと思うからやってるんです」<br />
&nbsp;<br />
STONP作『HIDANE』もINK PRODUCTION作『INK』もダウンロード販売はしていない。『KAMIKAZU』は海外メディア主導の作品だったのでダウンロード販売だったが、日本向けにだけDVDを制作して流通した。<br />
&nbsp;<br />
例えば音楽。CD販売からデジタル配信へとシフトチェンジし、さらにはサブスクへと急速に移行したが、海外ではほとんどのアーティストがそのパラダイムシフトを受け入れている。再生回数が収益に直結し、販売スケールはグローバル。英語圏のアーティストたちはその恩恵にあやかれているのだろう。<br />
&nbsp;<br />
しかし、日本人アーティストが日本語を用いる場合、言語の壁が厚すぎるため収益には限界がある。当初はメジャーアーティストが「簡単に手に入るものは簡単に離れていく」といった趣旨でストリーミング配信を拒んでいるという話を耳にしたことはあるが、それについては前述した理由でCDを販売したほうが収益率が高いからという見解もある。収益構造まで理解していないので深堀りは避けるが、現在ではそれを解禁する動きも盛んになってきた。<br />
&nbsp;<br />
音楽とスノーボードムービーを対比するのは筋違いかもしれないが、何を伝えたいのかといえば、カズがDVDにこだわっている理由は金銭面ではない。作品として目に見えるカタチにこだわっているのだ。アーティストが描いたパッケージからDVDを取り出し、同様にこだわりが表現されたディスクをデッキに挿入し、腰を据えて映像美に浸ってもらいたい。こうした想いが強いわけだ。<br />
&nbsp;<br />
デジタルネイティブ世代には理解できない話かもしれない。しかし、INKに出演しているライダーの大半はここに分類される。彼らはカズとともに全国行脚しながら、DVDを自らの手で販売しているのだ。何にも代えがたい、夢や想いが詰まった作品を全国のスノーボーダーに届けるために──。<br />
&nbsp;<br />
カズはそうした動きをSTONP時代から継続しており、全国に点在するプロショップとの絆が育まれている。だからこそ、DVDが売れなくなったご時世に販売した『KAMIKAZU』は、プロショップで瞬く間に完売したのだ。世界一のライダーに輝き、世界一の作品を制作した男は、これまで何年にも渡り全国津々浦々のショップに足を運び、コミュニケーションを図ってきた。<br />
&nbsp;<br />
グローバルに行動し、ローカルに考える。グローバル化とローカル化は対立概念のように思われるが、実は表裏一体なのかもしれない。グローバル水準のフリースタイルスノーボーディングを牽引しながらも、日本のローカルが求めるスノーボードにも耳を傾け続けてきた。<br />
&nbsp;<br />
経験年数や滑走日数を踏まえたライディングスキルを表す縦軸と、フリーライディングやストレートジャンプ、グラウンドトリックなどのライディングカテゴリーを示す横軸があるとする。どちらの軸も世界基準より多様化している分、複雑に絡み合っている日本のシーンではあるが、カズは自身が考えるカッコいいスノーボードは届けられると信じている。<br />
&nbsp;<br />
「そうですね、まさに生き様です。オレにしかできないことは板に乗って滑ること。ほかの人はわからないけど、オレはすごいロケーションのラインを滑るとき、人生がかかってると感じる。死ぬかもしれないわけだし。でもそれをメイクすることができれば、またスノーボーダーとして生きていけるし、家族を支えることができる。……言葉で説明するのは難しいですね。でも、一本一本の滑りに命がかかってるかどうかなんて、観ている人には伝わらなくていいと思ってます。もちろん、そういう内面や裏側にまで興味がある人には知ってもらいたいけど、そうじゃなければ単純にカッコいいと思ってもらえたら十分。バックカントリーで滑ったり飛んだり回したりすることはできないかもしれないけど、好きなアーティストの楽曲を口ずさむように、観ている人が少しでもゲレンデで滑りたいと感じてくれたら最高だと思ってるから」<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>粗さは目立つものの、勢いあるINKの滑りは感情移入できる。<br />
今シーズン、きっと新しいことに挑戦したくなるはずだ。<br />
&nbsp;<br />
STONPの滑りは、スノーボードの確固たるカッコよさを示している。<br />
同じスノーボーダーとして生きていることを誇りに思えるだろう。<br />
&nbsp;<br />
“カッコいいスノーボードを伝えたい”<br />
&nbsp;<br />
このシンプルすぎる想いを胸に、幾多の山を登り、そして滑る。<br />
今年の冬も世界中の雪山を駆け巡るのだろう。<br />
&nbsp;<br />
膨大な時間をかけ、そして命をかけてまで滑り続ける理由。<br />
それは、ひとりでも多くの人にスノーボードを楽しんでもらいたいから。<br />
&nbsp;<br />
これがムービースター・國母和宏が命を捧げる映像表現の世界である。</strong></p>
<p class="credit">text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）</p>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_66/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 1　燃えるような何かを求めて</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_67/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 2　KAMIKAZUが胸に刻んだ新たな決意</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_68/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 3　世界一のスノーボーダーとして後世に伝えていく文化</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_69/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 4　夢や希望にあふれた新しいシーンに塗り替える</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_70/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　吉田啓介　遅咲きのムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_71/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　高橋龍正　孤高のムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_72/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 5　“立つかヤラれるか”の精神を再び燃え上がらせる火種</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_73/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　工藤洸平　センスが光るムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_74/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　小川凌稀　本場仕込みのムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_75/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　戸田真人　生粋のムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_76/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　長谷川 篤　絶対的な記録にこだわるムービースター</a><br />
<strong><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />EPISODE 6　國母和宏という生き様</strong><br />
&nbsp;<br />
＿＿＿<br />
&nbsp;<br />
<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 10 「KAZU KOKUBO, THE MOVIE STAR ──國母和宏が命を捧げる映像表現の世界──」</strong><br />
&nbsp;<br />
2016年、スノーボード界のアカデミー賞に位置づけられる授賞式において最優秀ビデオパート賞を獲得。2018年には、自身が主演・監督を務めた作品が最優秀ムービー賞に選ばれ、さらに最優秀ライダー賞の栄冠に輝いた。弊誌創刊号で綴った強すぎる信念を貫き通した結果、世界一に登り詰めたのだ。「すごいロケーションのラインを滑るとき、人生がかかってると感じる。死ぬかもしれないわけだし」。雪に覆われた急峻な山々を華麗に舞い、大雪原を自由自在に滑り倒す。死と隣り合わせの状況に身を置いてまで伝えたいものとは──。國母和宏が命を捧げる映像表現の世界には、私たちの心を奮い立たせる想いが込められていた。<br />
&nbsp;</p>
<div class="captionset">
<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1423" class="alignnone size-full wp-image-45419" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-scaled.jpg 2560w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-1024x569.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-768x427.jpg 768w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-1536x854.jpg 1536w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-2048x1139.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></div>
</p>
</div>
<p>&nbsp;<br />
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			</item>
		<item>
		<title>喋らず、滑りで黙らせる。長谷川篤がビデオパートに残したい「絶対的な記録」【創刊10周年特別企画】ISSUE 10「國母和宏が命を捧げる映像表現の世界」</title>
		<link>https://backside.jp/10th-anniversary-archive_76/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 01 Oct 2026 02:27:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 10]]></category>
		<category><![CDATA[STONP]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
		<category><![CDATA[國母和宏]]></category>
		<category><![CDATA[長谷川篤]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>※2019年に綴った言葉をそのまま掲載 &#160; &#160; 絶対的な記録にこだわるムービースター 長谷川 篤 プロを目指したわけでもなければ、ムービーの世界に憧れを抱いていたわけでもない。しかし、競技者としてライ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_76/">喋らず、滑りで黙らせる。長谷川篤がビデオパートに残したい「絶対的な記録」【創刊10周年特別企画】ISSUE 10「國母和宏が命を捧げる映像表現の世界」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>※2019年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h2 class="post-headline">絶対的な記録にこだわるムービースター<br />
長谷川 篤</h2>
<p>プロを目指したわけでもなければ、ムービーの世界に憧れを抱いていたわけでもない。しかし、競技者としてライディングスキルに磨きをかけ、フィルムプロダクションの一員として頭角を現すと、誰よりも貪欲に下剋上を目論んでいた。そして、プロとしての確固たる決意とともに、表現者として世界中にその名が知れ渡ることになる。目の肥えたオーディエンスを唸らせることができたのは、絶対的な記録にこだわったから。ムービースター・長谷川篤のこだわりを暴く。<br />
&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">フッテージをコレクションするという思考</h3>
<p>18歳のときにJSBA（日本スノーボード協会）の全日本（選手権）で優勝して、プロ資格を獲りました。何年かはスロープスタイルの大会を転戦したんですけど、あまり魅力を感じなくて。それと重なるように、HOTDOGG（現在は解散）っていう映像プロダクションと撮影を始めました。撮影のほうが好きだったけど、ビデオパートに対するこだわりとか考えは全然なかった。なんとなくやってる感じでしたね。<br />
&nbsp;<br />
HOTDOGGで数年に渡ってパートは獲ってたんですけど、なんかスカッとしない。そんなとき、フィルマーのマーちゃん（南雲将人氏）にぼそっと「オマエはちゃんと撮影すればトリ獲れるんだから」って言われたんですよね。そのときにスイッチが入ったというか、真剣にやってみようと思ったんです。<br />
&nbsp;<br />
それで、最後の作品は2シーズン撮り溜めて出すって話になって、そのときからストリート一本に絞ったんです。理由は、バックカントリーと違って自分の身体が持つかぎりはやり込めるから。バックカントリーだとランディングが荒れたりしたら画にならないじゃないですか。でも、ストリートはレール一本抜くまでに何回でもトライできて、そのなかからベストを選べる。<br />
&nbsp;<br />
その頃からストリートにどっぷりハマったんですよね。例えば、スニーカーマニアのコレクターだったら、同じモデルでも色違いがほしくなりますよね。その色違いって、オレにとってはスイッチ技（笑）。いろんなモデルのスニーカーがほしくなるように、いろんなフッテージを集めたくなる。もともと自転車が好きなんですけど、パーツを集めたくなっちゃうんですよね。それと同じ感覚です。自分がいいと思うフッテージを集めたくなって、それをコレクションしてる感じがしっくりきたんです。<br />
&nbsp;<br />
これから撮影活動を頑張っていこうと思ってた矢先にHOTDOGGがなくなっちゃったので、心のなかに隙間が空いたような感じで。その次のシーズンは撮影しなかったんですよ。自分のなかでもどかしくて、いろいろ考えてるときにマーちゃんと「篤だけを2年間撮り溜めてフルパートを作るんだったら可能性があるかも」って話になって。それで、1年間はサンプル作りをしてスポンサーを集めて、2シーズン分をまとめてフルパートを作ったんです。<br />
&nbsp;<br />
アメリカの686のアカウントで配信されたこともあって、海外のメディアが挙って取り上げてくれたので、反響はデカかった。オレにとって撮影することが一番幸せなライダー活動だから、メーカーから「それをやってればいいよ」って理解してもらえたのはよかったですね。<br />
&nbsp;<br />
そのフルパートを撮影してるタイミングでARBORに移籍して、アメリカ本社に興味を持ってもらえたので、グローバルのチームムービーの撮影に参加できるようになったんです。それも2年がかりで撮影して、その後半の1年はFLUXの撮影も重なってました。<br />
&nbsp;<br />
翌年もFLUXから続けて作品を出すって話があったから撮影してたけど、結局なくなって……。ムービープロダクションに所属してるわけじゃないから露出先も安定してないし、元々ウェブよりもDVDとして作品に残したいって気持ちがHOTDOGGの頃からあったから、そういうのを探してるときに『INK』ってDVDが出るって話を耳にしたんですよね。それで話を進めてたら、どうやら若手中心のビデオだったみたいで。それでカズと話をしたときに「STONPでやってくれないか」って。そういう流れでした。<br />
&nbsp;<br />
今までSTONPを意識することはなかったんですけど、DVDとして出せるのは魅力的。だから、パートを獲るために撮影しようと思ったんです。<br />
&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">男は黙ってスキルとこだわりで圧倒する</h3>
<p>カズが『INK』で若手をフックアップするっていう考え方には、すごく共感できますね。バックカントリーでキッカーの作り方とかも教えてるって話を聞きました。<br />
&nbsp;<br />
教えるっていう感覚ではないけど、オレもストリートをやってるライダーたちにこだわりが大事だっていうことをわかってほしいし、それを伝えたくて。自分もそうだったけど、若いときはこだわるポイントがわからない。でも、当時の先輩ライダーとか、最近だったら外国人のライダーと撮影するようになって、彼らのこだわりを直に感じながら自分自身が形成されていくと思うんですよ。今の若い子たちは、そういうのをわからないまま映像に使ってるような気がして。<br />
&nbsp;<br />
みんながオレの考えに共感するかはわからないけど、スノーボードで撮影をすること自体がカッコつけてる。そして、それを街中でやるなんてもっとカッコつけてるわけですよね。そのうえで、滑り方でも不自然にカッコつけるのは恥ずかしいなって（笑）。自然な身のこなしで、自然な流れがカッコいいっていうか。それがスタイルだと思うんです。すべて理にかなった動きの連続で、スタイルは出すのではなく滲み出るっていう考えですね。<br />
&nbsp;<br />
そのうえでオレのこだわりとしては、例えばキンクレールのボードスライドだとしたら、脚と脚の間にレールがあって、フラット部分で衝撃を吸収したときのボードのしなり具合が左右均等になるのが理想です。両足首と両ヒザの4点が四角形で、ボードとレールの角度は直角じゃないと満足できない。ノーズプレスも浮いてるチップ側がレールの上にないとダメだし、270オンもボードとレールが直角じゃないと合格点は出せません。<br />
&nbsp;<br />
もちろん難しいですよ。だからこそ、難しいほうを極めるのが当たり前。しかも、やっていてそっちのほうが気持ちいい。基本的にはすべてのトリックが、その気持ちよさに尽きますね。<br />
&nbsp;<br />
あと、アクションには意味がないと撮影する理由にならないと思ってて。例えば、フェンスオーバーでキンクレールに入るとして、180してスイッチ50-50で乗れば意味はあるけど、それがハーフキャブだとしたらマイナスの意味になる。だったら、ノーマルスタンスでオーリーして50-50したほうが、技のレベルは下げるけど無駄が省けるということ。余計なアクセサリーを外すというか（笑）<br />
&nbsp;<br />
ここ数年、自分としてはレベルが停滞していたように感じていたけど、今回の『HIDANE』の撮影ではいくつかの技が抜き出た感じがします。スイッチの技もけっこう多めに残せたし、ハードウェイを両方向で揃えられたのはうれしいポイントですね。コレクターが喜ぶレア物のスニーカーを色違いでゲットしたような感覚かな（笑）<br />
&nbsp;<br />
オレにとってのビデオパートはプロスノーボーダーとしての記録です。記録って言うと競技っぽく聞こえるかもしれないけど、やっぱり誰にも負けたくない。そういう意味でも記録、レコードですね。DVDになって何回観られても、徹底的に分析されても粗が出てこない絶対的な記録を残したい。<br />
&nbsp;<br />
だからこそ、撮影のときはいつも2段階くらい上のレベルでフッテージを残そうとしてます。現場では苦労もあるし興奮してるから超ヤバイ映像を残したってなりがちだけど、冷静に見返したときに大体下回ってることが多いから。<br />
&nbsp;<br />
あとは、それくらい完璧なものを残しておけば、喋らなくて済むというか。セルフプロデュースが上手い人もいるけど、オレはそういうヤツらに喋らないで勝ちたい。だから、常に上のコレクションを集めるようにしてるんです。</p>
<p class="credit">text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）</p>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;<br />
<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_66/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 1　燃えるような何かを求めて</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_67/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 2　KAMIKAZUが胸に刻んだ新たな決意</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_68/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 3　世界一のスノーボーダーとして後世に伝えていく文化</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_69/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 4　夢や希望にあふれた新しいシーンに塗り替える</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_70/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　吉田啓介　遅咲きのムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_71/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　高橋龍正　孤高のムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_72/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 5　“立つかヤラれるか”の精神を再び燃え上がらせる火種</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_73/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　工藤洸平　センスが光るムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_74/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　小川凌稀　本場仕込みのムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_75/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　戸田真人　生粋のムービースター</a><br />
<strong><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />短編インタビュー　長谷川 篤　絶対的な記録にこだわるムービースター</strong><br />
▷EPISODE 6　國母和宏という生き様<br />
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<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 10 「KAZU KOKUBO, THE MOVIE STAR ──國母和宏が命を捧げる映像表現の世界──」</strong><br />
&nbsp;<br />
2016年、スノーボード界のアカデミー賞に位置づけられる授賞式において最優秀ビデオパート賞を獲得。2018年には、自身が主演・監督を務めた作品が最優秀ムービー賞に選ばれ、さらに最優秀ライダー賞の栄冠に輝いた。弊誌創刊号で綴った強すぎる信念を貫き通した結果、世界一に登り詰めたのだ。「すごいロケーションのラインを滑るとき、人生がかかってると感じる。死ぬかもしれないわけだし」。雪に覆われた急峻な山々を華麗に舞い、大雪原を自由自在に滑り倒す。死と隣り合わせの状況に身を置いてまで伝えたいものとは──。國母和宏が命を捧げる映像表現の世界には、私たちの心を奮い立たせる想いが込められていた。<br />
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<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1423" class="alignnone size-full wp-image-45419" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-scaled.jpg 2560w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-1024x569.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-768x427.jpg 768w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-1536x854.jpg 1536w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-2048x1139.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></div>
</p>
</div>
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			</item>
		<item>
		<title>カッコいいだけじゃ、シーンは動かせない。戸田真人が目指すムービースターのその先【創刊10周年特別企画】ISSUE 10「國母和宏が命を捧げる映像表現の世界」</title>
		<link>https://backside.jp/10th-anniversary-archive_75/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[backside]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 30 Sep 2026 02:58:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[FEATURE]]></category>
		<category><![CDATA[ISSUE 10]]></category>
		<category><![CDATA[STONP]]></category>
		<category><![CDATA[創刊10周年]]></category>
		<category><![CDATA[國母和宏]]></category>
		<category><![CDATA[戸田真人]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>※2019年に綴った言葉をそのまま掲載 &#160; &#160; 生粋のムービースター 戸田真人 プロスノーボーダーとして映像表現の世界に生きる兄を持ち、その仲間たちに囲まれた少年時代を過ごす。類まれなるライディングセ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_75/">カッコいいだけじゃ、シーンは動かせない。戸田真人が目指すムービースターのその先【創刊10周年特別企画】ISSUE 10「國母和宏が命を捧げる映像表現の世界」</a> first appeared on <a href="https://backside.jp">スノーボード専門ウェブメディア｜BACKSIDE（バックサイド）公式</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>※2019年に綴った言葉をそのまま掲載<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<h2 class="post-headline">生粋のムービースター<br />
戸田真人</h2>
<p>プロスノーボーダーとして映像表現の世界に生きる兄を持ち、その仲間たちに囲まれた少年時代を過ごす。類まれなるライディングセンスとスノーボードに対する情熱を持ちながらも、それが競技に注がれることはなく、常に“カッコつける”ために滑り続けてきた。そこで形成された価値観は、自己表現の世界で生きていくスノーボーダーにとってはかけがえのないもの。カズのお眼鏡にかない出演を果たしたSTONPの作品を契機に、ムービースター・戸田真人が誕生した。<br />
&nbsp;</p>
<h3 class="post-caption">幼い頃から夢見たムービースターへの一歩</h3>
<p>もちろん聖輝（真人の兄）の存在は大きいんですけど、（島田）聡くん（SCLOVER結成メンバーのひとり）の影響が強いですね。7歳くらいから（スノーヴァ）溝の口に通ってて、その頃から「こういうのがカッケーんだよ」っていろいろ教えてもらってました。それから数年後、溝の口で行われたジブの大会で（小川）凌稀と出会ったんです。<br />
&nbsp;<br />
それこそ、聡くんの教えが自分のライディングスタイルの礎になってます。「手が肩よりも上がったらダセー」って教えられてて、当時はよくわからないままそれを意識しながらずっとやってたんですよね。もう意識はしてないですけど、それが今でもブレないスタイルに対する価値観です。<br />
&nbsp;<br />
そして小学校の高学年くらいからCK4（VIDEO MAGAZINE）に、中学1年か2年くらいのときにはSCLOVERのキッズとしてビデオに出させてもらうようになったんです。スノーボード以外も楽しんでいる聡くんたちのライフスタイルがとにかくカッコよかったから、ああいう風になりたいって気持ちはありましたね。すでに聖輝はプロとしてやってたので、まだ全然技術はなかったんですけど「カッコよさじゃ負けていない。聖輝を超えてやる！」ってずっと言ってました（笑）。プロになりたいとか有名になるぞっていうよりも、聖輝の周りにはライダーが多かったから、自然とその輪に入りたいっていう気持ちと、その人たちに追いつくぞって感じでした。<br />
&nbsp;<br />
ずっと（新潟）石打丸山にコモってパークを中心に滑ってる頃からDIRTY PIMP（以下DP）にも出させてもらうようになってたんですけど、『STONP OR DIE 2』のときになぜかカズくんが試写会に連れ回してくれたんです。オレ出てないんですけど（笑）<br />
&nbsp;<br />
『STONP OR DIE 2』のエンディングでテレビをボコボコにするシーンがあるじゃないですか。実家が鉄筋屋なので、カズくんが鉄の棒を取りに来るって話になったんですけど、そのときに家の前で話してたときに「オレたちは次のシーズン休むから任せた」って声をかけてもらったんです。<br />
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すでにSTONPに出てた聖輝に対して、実のところ心のなかでは「スゲー」って思ってて。もともと聖輝を超えたいと思ってやってたし、DPとCK4で活動してたので、STONPに出るなんて考えたこともなかったんですけど、迷いはありませんでした。「オレ出れるんだ」って。うれしかったですね。<br />
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『STONP OR DIE 3』の撮影が初参加だったんですけど、それがキッカケでストリートで滑るようになったんです。CK4のときに1回だけストリートのダウンレールをやったことがあっただけで。1シーズン丸々かけてストリートで撮影するようになって、環境が一気にガラッと変わりました。<br />
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その当時は自分の滑りを魅せるというよりも、どこまでやれるのか手探りでした。表現するというよりも挑戦する感じ。でもそれがカタチになると、メディアへの露出も増えていきました。ほかのプロダクションがどうこうって意味ではなくて、やっぱりカズくんのようなビッグネームがいると観てもらえる機会が多いじゃないですか。それがキッカケでライダーとしての活動がしっかりできるようになりましたね。<br />
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STONPに参加してすぐに、カズくんは人を惹きつける力がある人だなって感じました。そして、カズくんの行動に業界がついてくるんだなって。自分も最終的には海外のムービーにしっかり出るのが小さい頃からの目標だし、カッコいいライダーとして世界でも名前が挙がるようなライダーを目指してるから、それができてるカズくんのすごさをリアルに実感しました。<br />
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<h3 class="post-caption">シーンを動かせる存在になりたい</h3>
<p>2015年の『STONP OR DIE』から凌稀も加わって、それで一旦STONPとしての撮影活動は休止するんですけど、その後はDPでストリートをメインに動いていました。2016-17シーズンには、凌稀と一緒にADIDASの海外クルーと撮影する機会があって、彼らに比べると時間的にルーズな撮影をしてる部分があったことに気づかされたりと、いろいろ学ぶことができたような気がします。<br />
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でも、スノーボードは技術よりもカッコよさが大事だと思っているので、自分の滑りが海外のヤツらに負けてるつもりはなかったですね。本音を言っちゃえば自分のスタイルはあまり好きじゃないけど（笑）、カッコつけてる部分では負けない自信がある。それは海外のライダーに限らず、小さい頃から聖輝に対してもそう思ってやってきました。ただ日本人は世界のシーンで見てもらえる機会が少ないだけで、海外にはないスタイルを持ってる。だから、見てもらえさえすればその舞台に上がっていけるって昔から思ってました。<br />
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それで、2017-18シーズンに『OG CHEESE』の話をもらって。最初は仲間を入れようかって話も出たんですけど、最終的には凌稀とふたりでやることにしました。DPとは別で1ヶ月間撮影して、それぞれでパートを残すというシーズンだったから大変だったんですけど、ADIDASクルーとの撮影経験を活かしてスケジュールは詰め込みましたね。<br />
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そのなかでも、凌稀とオレは常にいろんな場面で勝負してるんですよ。今のレベルだとカッコよさだけでメディアに出ていけるような甘い世界じゃないと思っているので、やっぱり技術も磨かないといけない。そうした部分で競い合えるレベルにずっといるのが凌稀だし、そのうえでカッコいいライダーだと思えるのも彼なんです。もちろん、凌稀よりもいいパートを残すぞって気持ちは常にあります。あからさまにそうした気持ちを出したりはしないけど、きっと向こうにもあるだろうし、お互いに向上心は強いので、ずっといい関係でできてると思います。その集大成が『OG CHEESE』ですね。<br />
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そして今作の『HIDANE』では、凌稀とオレのパートになってます。今回の撮影は3月半ばくらいから始まったんですけど、4月前半にケガしちゃって……。シーズン前半にずっとロケハンをしてて、デカいスポットは後半に残してたのに、そこに突っ込めなかったのは悔いてますね。でも、DPの撮影中に何日か来てもらったカットも入ってるので、自分の滑り自体に納得はいってないけど、いいパートを作ってもらいました。これも経験ですね。<br />
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繰り返しになっちゃうけど、世界レベルで好きなライダーやカッコいいライダーとして名前を挙げてもらえる存在になりたいんです。それを明確にするためにも、カズくんみたいに結果を残して影響力を持たないと意味がないと思ってます。小さい頃からスノーボードしかやってなくて、それしか知らないからこそ、それで家族に恩返しがしたいから。だからこそ、ネクストステージを目指しています。<br />
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それは、シーンを動かせる存在になること。それくらいにならないとすぐに消えちゃうと思うから。カズくんを見ていると、なおさらそう感じます。<br />
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以前までは日本の業界で取り上げられなくても、自分たちのスタイルを貫いてるほうがカッコいいと思ってる時期もあったけど、それだけじゃダメだって気づいたんです。だからこそ、スノーボード業界にとどまらずに、ほかのメディアにも出て注目してもらえるような動きもしていきたいと思ってます。もちろん、滑りでも魅せて有名になりたいですね。</p>
<p class="credit">text: <a href="https://www.instagram.com/daisuke_nogami/" rel="noopener" target="_blank">Daisuke Nogami</a>（Editor in Chief）</p>
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<strong>CONTENTS</strong><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_66/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 1　燃えるような何かを求めて</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_67/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 2　KAMIKAZUが胸に刻んだ新たな決意</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_68/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 3　世界一のスノーボーダーとして後世に伝えていく文化</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_69/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 4　夢や希望にあふれた新しいシーンに塗り替える</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_70/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　吉田啓介　遅咲きのムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_71/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　高橋龍正　孤高のムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_72/" rel="noopener" target="_blank">EPISODE 5　“立つかヤラれるか”の精神を再び燃え上がらせる火種</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_73/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　工藤洸平　センスが光るムービースター</a><br />
<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /><a href="https://backside.jp/10th-anniversary-archive_74/" rel="noopener" target="_blank">短編インタビュー　小川凌稀　本場仕込みのムービースター</a><br />
<strong><img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/25b6.png" alt="▶" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />短編インタビュー　戸田真人　生粋のムービースター</strong><br />
▷短編インタビュー　長谷川 篤　絶対的な記録にこだわるムービースター<br />
▷EPISODE 6　國母和宏という生き様<br />
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<strong>BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE<br />
ISSUE 10 「KAZU KOKUBO, THE MOVIE STAR ──國母和宏が命を捧げる映像表現の世界──」</strong><br />
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2016年、スノーボード界のアカデミー賞に位置づけられる授賞式において最優秀ビデオパート賞を獲得。2018年には、自身が主演・監督を務めた作品が最優秀ムービー賞に選ばれ、さらに最優秀ライダー賞の栄冠に輝いた。弊誌創刊号で綴った強すぎる信念を貫き通した結果、世界一に登り詰めたのだ。「すごいロケーションのラインを滑るとき、人生がかかってると感じる。死ぬかもしれないわけだし」。雪に覆われた急峻な山々を華麗に舞い、大雪原を自由自在に滑り倒す。死と隣り合わせの状況に身を置いてまで伝えたいものとは──。國母和宏が命を捧げる映像表現の世界には、私たちの心を奮い立たせる想いが込められていた。<br />
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<div class="post-img"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-scaled.jpg" alt="" width="2560" height="1423" class="alignnone size-full wp-image-45419" srcset="https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-scaled.jpg 2560w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-300x167.jpg 300w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-1024x569.jpg 1024w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-768x427.jpg 768w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-1536x854.jpg 1536w, https://backside.jp/wp-content/uploads/2026/09/BACKSIDE_10_表紙-_Mockup-2048x1139.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></div>
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