BACKSIDE (バックサイド)

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REVIEW

低回転スピンが優勝トリックとなったフランスのビッグエア大会に注目

2017.10.11

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10月6日、フランス・アヌシーで開催された都市型ビッグエア大会「SOSH BIG AIR」。近年のビッグエアコンテストはジャンプ台のサイズにもよるが、クワッドコーク1800(縦4回転と横5回転の融合技)が飛び出すほどスピントリックは高難度化し、こうした急激すぎる技の進化に対しては以前から懸念の声が囁かれていた。しかし、オリンピック競技である以上、その勢いを止めることは難しいのかもしれない。
こうした状況の中、本大会では低回転スピンがウイニングトリックとなった。ハルドル・ヘルガソン(アイスランド)によるバレルロール・メソッドからのレイトFS180だ。本映像はコンテストのすべてが収録されているので、ハルドルの優勝トリックを観るためにも再生時間の35分を目安に早送りしてほしい。
本大会の出場ライダーは欧州を代表する名立たるライダーが招聘されていたわけだが、競技者でありながらも第一線からは退いており、自己表現に重きを置くライダーたちが中心だった。そうしたこともあるのだろうが、BSダブルコーク1080を放っていたローペ・トンテリ(フィンランド)を除き、アーサー・ロンゴ(フランス)やケビン・バックストロム(スウェーデン)らは、スタイルを重視した180から720以下のスピントリックで勝負に挑んでいた。
このような“カッコつけてナンボ”のビッグエア大会は新しいと言えるだろう。そして面白い。時間が許すようであれば、全ランをご覧いただきたい。


Compétition BestTricks snowboard homme 投稿者 ltagency
 
大会結果
1位 ハルドル・ヘルガソン(アイスランド)
2位 ローペ・トンテリ(フィンランド)
3位 セバスチャン・コネンベルフ(フランス)

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