BACKSIDE (バックサイド)

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X GAMES女子スーパーパイプは女王クロエ・キムが完勝。松本5位、冨田7位

2019.01.27

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米コロラド州アスペンで開催されているX GAMESも終盤戦に突入。3日目の最終競技として行われた女子スーパーパイプでクロエ・キム(アメリカ)が優勝を飾った。3本のランを行いベストポイントで争われたのだが、最終滑走者だったクロエは1本目でミスしていたので2本目に手堅く決めた、BSインディ→FS1080→CAB720→FS540→マックツイストという彼女としては抑えたルーティンで84ポイントを獲得。3本目の出走までに抜かれることなく逃げ切った格好だ。

2位にはスペインのケラルト・カステリェト。ファーストヒットで放たれた超スタイリッシュなリーンエアから入ると、BS540→FS720→CAB720→FS900と高さのあるランを披露。1本目のランだったため80ポイントと控えめの得点ではあったが、29歳という年齢を凌駕する勢いはとどまることを知らないようだ。

平昌五輪の銀メダリストである同じく中国のリュウ・ジャユに押され気味だったが、今大会ではツァイ・シュートンが3位で表彰台に返り咲いた。FS900→BS540→FSトゥフェイキー→CAB720→FS720で72.66ポイントをマーク。

X GAMESのデビュー戦となった松本遥奈は、2本目にFS900→BS540→FS720→CAB720→FS540→メソッドエアという1本目と同ルーティンの完成度を高めることに見事成功。67ポイントと善戦するも一歩及ばなかった。
前回大会に続いて2回目の出場となった冨田せなは松本と同じルーティンで勝負に出るも、完成度がやや劣ったため7位でフィニッシュ。
バック・トゥ・バック1080など、より難易度の高いルーティンを繰り出すことなくクロエが逃げ切るという、世界最高峰の決戦としては少し物足りない幕引きとなってしまった。18歳の女王を脅かす存在が出てくることに期待したい。

女子スーパーパイプ決勝結果
1位 クロエ・キム(アメリカ)
2位 ケラルト・カステリェト(スペイン)
3位 ツァイ・シュートン(中国)
4位 リュウ・ジャユ(中国)
5位 松本遥奈(日本)
6位 マディ・マストロ(アメリカ)
7位 冨田せな(日本)
8位 アリエル・ゴールド(アメリカ)

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