BACKSIDE (バックサイド)

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大塚健がFS1800とCABトリプル1620を決めてX GAMESビッグエア2大会連続優勝

2019.01.26

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大塚健が大偉業を成し遂げた。米コロラド州アスペンで開催されているX GAMESビッグエアにおいて優勝を飾ったのだ。昨年5月に行われた同ノルウェー大会に続いて、2大会連続優勝となる快挙を達成。
昨年同様、身体に対して右回りと左回りのベストトリックの合算で争われた。レギュラースタンスで説明すると、右回りはバックサイドスピンとキャブスピン、左回りはフロントサイドスピンとスイッチバックサイドスピンとなる。
優勝した大塚は2本目のランで、これまで大会では繰り出していなかったFS1800をテールグラブで放ち、着地時に手は着いてしまったものの43ポイントを叩き出した。そして4本目、CABトリプルコーク1620で着地直前までテールを刺しながらフロントサイドをグラブする完成度の高さで45ポイントと、予選を通じて今大会最高得点を記録。トータルで88ポイントとなり、2位に3ポイントの差をつけての勝利となった。
「自分のなかで信じられない気持ちでいっぱいです。昔から夢だった大舞台で金メダルを獲ることができたので素直にうれしい。今まで一緒に練習してきたコーチやサポートしてくれた人たちのおかげでここまでこれたので、それに感謝しつつ今回の結果を喜びたいですね」
金メダルを手にした大塚は興奮冷めやらぬなか、周囲への感謝の気持ちを述べた。

十八番のBSトリプルコーク1620ミュート、そして逆転を狙ったFSトリプルコーク1440でミュート&テールのダブルグラブを決めたが一歩及ばなかったマーク・マクモリス(カナダ)が2位に。

そして予選をトップ通過していたスヴェン・ソーグレン(スウェーデン)は、FSトリプルコーク1440ミュートと、意外性の高いトリプルBSロデオ1260メロンをストンプして3位に輝いた。

なお、直前の公式練習中にBSクワッドコークで転倒した角野友基は棄権となってしまったが、大塚いわく、「自分が尊敬するライダーが公開練習でケガしてしまって、でも、“オマエならいける!”という勇気をもらえる言葉をかけてくれて自信につながりました。感謝しています」とコメント。
残念ながら欠場となってしまったが、後輩の優勝に大きく貢献していたのだ。
 
男子ビッグエア決勝結果
1位 大塚 健(日本)
2位 マーク・マクモリス(カナダ)
3位 スヴェン・ソーグレン(スウェーデン)
4位 セバスチャン・トータント(カナダ)
5位 レネ・リンネカンガス(フィンランド)
6位 クリス・コーニング(アメリカ)
7位 ダーシー・シャープ(カナダ)
8位 セッベ・デ・バック(ベルギー)

photo: TBS

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