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史上初のスパイン&ヒップが融合したDEW TOUR改造スーパーパイプ決戦

2018.12.16

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米コロラド州ブリッケンリッジで開催されているDEW TOURは3日目を迎え、スノーボード史上初となるモディファイド(改造)スーパーパイプが行われた。モディファイド? 改造?と疑問符が頭に浮かんでいる読者諸兄姉のために簡単に説明すると、スーパーパイプの手前にはスパインが設置されており、その着地後にドロップイン。スーパーパイプを数ヒットしたうえでラストヒットでは出口からプラットホームの延長線上に用意されているランディングをめがけてジャンプする。そして、着地後そのまま加速してFS/BSのヒップにつなげる、またはヒップののり面をクォーターパイプに見立てるという、斬新すぎるコースレイアウト。トランジションをいかにしてクリエイティブに制するかが勝敗の明暗を分ける戦いとなった。
優勝は、ショーン・ホワイトと平野歩夢が不在であればこの人。平昌五輪の銅メダリストであるスコッティ・ジェームス(オーストラリア)だ。スパインのサイドからスイッチBSロデオ540を繰り出してスタートすると、スイッチBS1080→BS1260→FS1080とスーパーパイプをつなぎ、CAB540でスーパーパイプから飛び出すとそのまま加速させ、巨大なBSメソッドをヒップで放った。ひとり3本のランからベストポイントが採用されるルールだったのだが、1本目から93.33と高ポイントを叩き出し、そのまま逃げ切った格好だ。

2位にはスイッチBSダブルチャックなど、玄人好みのトリックを決めたチェイス・ジョージー(アメリカ)。

3位にはショーンの愛弟子であるトビー・ミラー(アメリカ)が食い込んだ。

日本人ライダーとして唯一参戦していた片山來夢は、残念ながら8位でフィニッシュ。スーパーパイプではFSダブルコーク1260を決めるなどキレのある滑りを披露するも、ラストヒットでクォーターパイプを選択するとスイッチダブルBSアーリーウープロデオの着地に嫌われてしまうなど、ポイントを伸ばすことができなかった。
こうして、史上初のモディファイド・スーパーパイプは幕を下ろした。カービングターン、トランジションの使い方、テイクオフ、パンピングなど、ハーフパイプを攻略するためにはあらゆるライディングスキルが必要だとよく言われるが、「もっとスノーボードが上手くなりたいと思った」と片山が自身のSNSで投稿しているように、さらなる総合滑走力が必要なコースだったということだろう。
数シーズン前から、スロープスタイルコースにヒップなどトランジションの要素が加えられているのは周知の事実である。ハーフパイプにもこうした潮流がやってきたということなのか。今後のパイプシーンの動向を見守りたい。
 
男子モディファイド・スーパーパイプ結果
1位 スコッティ・ジェームス(オーストラリア)
2位 チェイス・ジョージー(アメリカ)
3位 トビー・ミラー(アメリカ)
4位 パット・バーグナー(スイス)
5位 ジェイク・ペイツ(アメリカ)
6位 ダニー・デイビス(アメリカ)
7位 ゲイブ・ファーガソン(アメリカ)
8位 片山來夢(日本)
9位 テイラー・ゴールド(アメリカ)
10位 ベン・ファーガソン(アメリカ)

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