3月9日に行われる予定だったBURTON US OPEN女子スロープスタイル・ファイナルは、開催地である米コロラド州ベイルリゾートが強風に見舞われてしまい中止を余儀なくされた。セミファイナルの順位が最終結果となり、大躍進が期待されていた13歳の新星・村瀬心椛が4位になったことはすでに当サイトでもお届けしたが（記事はこちら）、ベストトリック賞を獲得していたことも加えてお伝えしたい。
受賞トリックは、FSリップスライドからの270アウトにインディグラブを加えたトリックだ。

スケートボードが一般的に根づいていないなど文化的な違いも影響してなのか、日本人ライダーは練習施設が充実していることからジャンプは世界レベルと比較しても高いと言えるが、ジブに関しては一歩劣っている現状があった。しかし、この村瀬のジブスキルはベストトリック賞を受賞したことが証明するように、非常に高いポテンシャルを感じさせる。
2022年の北京五輪に向けて、スロープスタイル＆ビッグエアで頂点を狙える逸材が誕生したわけだ。