BACKSIDE (バックサイド)

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Gold medallist Sebastien Toutant of Canada celebrates following the men's snowboard big air final at the 2018 Winter Olympic Games in Pyeongchang, South Korea, Saturday, Feb. 24, 2018. THE CANADIAN PRESS/Jonathan Hayward
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大波乱の平昌五輪ビッグエアを制したのはカナダのセバスチャン・トータント

2018.02.24

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平昌五輪スノーボード・フリースタイル種目のラストを飾った男子ビッグエア決勝が先ほど幕を下ろし、セブ・トゥーツことセバスチャン・トータント(カナダ)が金メダルを獲得。ひとり3本のジャンプから回転方向の異なる2本のベストランを合算した得点で争われたわけだが、セブはキャブ・トリプルコーク1620インディで84.75、バックサイド1620ミュートで89.5の計174.25ポイントを叩き出し、オリンピック初となったビッグエア種目の頂点に立った。
銀メダルに輝いたカイル・マック(アメリカ)はスピンの難易度よりも個性的なグラブを入れることで勝負に挑み、一瞬回転が止まったかのように映るバックサイド・トリプルコーク1440ジャパンで82、フロントサイド1440ドラキュラ(両手でテール付近をつかむグラブ)で86.75の計168.75ポイントを記録。ビリー・モーガン(イギリス)はバックサイド・トリプルコーク1440ノーズで82.5、フロントサイド1440ミュート&テールのダブルグラブで85.5と、ともにグラブ位置で難度を上げたことで計168ポイントをマーク。カイルにわずか0.75ポイント及ばなかったが銅メダルを手繰り寄せた。
3大会連続でX GAMESアスペン大会のビッグエア種目を制しており、金メダル候補と目されていたマックス・パロット(カナダ)は1本目にバックサイド・トリプルコーク1620メランコリーで85ポイントを叩き出すと、2、3本目ともに十八番のキャブ・トリプルコーク1800で金メダルを狙うも、今大会のジャンプ台はX GAMESなどのそれに比べると滞空時間が生み出せない設計だったため、どちらも回転が若干足りずに着地に嫌われてしまった。
 


 
今大会で唯一クワッドコークにトライしたのは、アメリカのクリス・コーニング。一発逆転を狙ったわけだが、こちらも滞空時間に対してメイクするだけの余裕を生むことはできなかった。
 


 
また、マックスと同様に金メダル候補だったマーク・マクモリス(カナダ)は、得意技とされるスイッチバックサイド・トリプルコーク1620ステイルフィッシュを1、2本目でともに転倒してしまい万事休す。
2017年にバックサイド・クワッドコーク1800を大会史上初めて成功させたマーカス・クリーブランド(ノルウェー)が予選で敗れ、結果的には今大会でクワッドコークも1800スピンも成功するシーンを拝むことはできなかった。現時点での最高難度のスピントリックを生み出すことが難しいジャンプ台での戦いとなったため、完成度の高い1620スピンや独自性の強いグラブを含めた1440スピンが勝敗を分けるトリックとなり、平昌五輪のフリースタイル種目は幕を閉じたのだった。
 
平昌オリンピック男子ビッグエア結果
1位 セバスチャン・トータント(カナダ)
2位 カイル・マック(アメリカ)
3位 ビリー・モーガン(イギリス)
4位 クリス・コーニング(アメリカ)
5位 レッド・ジェラード(アメリカ)
6位 ミハエル・シェーラー(スイス)
7位 トルゲイル・バーグレム(ノルウェー)
8位 ヨナス・ベージガー(スイス)
9位 マックス・パロット(カナダ)
10位 マーク・マクモリス(カナダ)
11位 カルロス・ガルシア・ナイト(ニュージーランド)
12位 ニクラス・マットソン(スウェーデン)
18位 大久保勇利(日本)
33位 國武大晃(日本)
全結果はこちら

photo: THE CANADIAN PRESS

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