BACKSIDE (バックサイド)

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平昌五輪に向けオーストリアのハーフパイプで切磋琢磨するBURTONチームに密着

2017.11.14

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オーストリア・キッツシュタインホルムで行われているハーフパイプのキャンプにBURTONジャパンクルーが参加。当初のスケジュールにはなかったようだが、10月にSAJ(全日本スキー連盟)ナショナルチームがニュージーランドで合宿を行っていたスプリングキャンプのコンディションが芳しくなかったため、10月下旬から急遽参加することになった。
また、このキャンプで使用されるハーフパイプは、平昌五輪のパイプをシェイプするアリ・ゼヘットナー氏が造成しているということもポイントだったのだろう。本キャンプの様子について、BURTONチームを引率しているチームマネージャーに話をうかがった。
「ワールドカップを転戦しているライダーたちが個人だったりチームとして参加しています。コーチによってはパイプのシェイプに不満を持っている人もいるようですが、BURTONのライダーたちはみんな気に入ってるみたいですよ。ただし全員が、“今まで滑ったパイプで一番硬い”と口を揃えるほどアイシーですね。でもすぐに慣れたようで、日によっては硬さが緩むこともあるので、いいコンディションで練習に取り組めています。2、3台のモービルが滑り終えたライダーたちをスタート地点まで乗せていってくれるモービルアップということもあって、かなり集中して練習に取り組めています。早ければ、1分間に2本は滑れるほど。大体ひとりが1日に30本以上は練習できるという、他には絶対にない素晴らしい環境です。セッションAは参加人数が少なく、午後はほぼ貸し切り状態でした。セッションBからは、アメリカのダニー・デイビスやベン・ファーガソンも参加していましたよ」
 

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最高の環境で練習を積むことができたようだ。各ライダーからも本キャンプについてコメントをもらったので、彼らのライディングとともに紹介していきたい。
 
Ayumu Hirano
 

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「パイプのシェイプは思っていたよりもいい状況ですね。いつもどおりのメンバーなので変わらずって感じで過ごせてます。この2シーズンは自分のやりたい技をしっかり練習して、それをオリンピックに向けて積み重ねてきました。平昌まで3ヶ月を切ったので、自分の納得できるランをオリンピックの舞台でできるように残された時間を集中したいですね」──平野歩夢
 
Taku Hiraoka
 

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「パイプの形はすごくいい。最初は硬すぎて怖かったくらいやけど、今はすごくいい練習ができてます。最近はずっとナショナルチームとして動いていたから、BURTONチームだけだと気楽でリラックスできますね。オリンピックに向けて自分がイメージしているところまでレベルを上げることができれば、これから連戦となるワールドカップも楽しんで滑ることができると思います」──平岡 卓
 
Raibu Katayama
 

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「オリンピックのシェイパーが削っているという意識はしてません。ヨーロッパのパイプはあまりいいイメージがなかったんですけど、ここはかなりいいですね。モービルアップなので、“何本か集中して滑る→休憩→また集中”の繰り返しでとてもいい練習ができています。モービルアップは大会でしか経験がなかったので、この環境はめちゃくちゃいいですね」──片山來夢
 
Hikaru Oe
 

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「実際のオリンピックでは斜度や周りの環境が変わってくるだろうから、オリンピックのシェイパーが削ってるということはあまり意識してませんね。今までは女子がひとりだったから、今回から胡桃が加わったことでラクなことが増えました。大会が始まるとすぐにオリンピックになると思うから、ワールドカップの一戦一戦を大事にしながら過ごしていきたいです」──大江 光
 
Kurumi Imai
 

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「想像していた以上にいい環境で練習できています。BURTONチームのトレーニングに参加したのは初めてでしたが、いつも同じ大会を回っているメンバーなので、とてもいい雰囲気で過ごせています。オリンピック出場に向けて、まずはワールドカップを大事に戦っていきたいですね。そして、オリンピックの時に自分の全力を出し切れるように調整していくだけです」──今井胡桃
 
このようにライディングに集中し、各々が課題を見つけながらスキルアップに勤しんでいる。もちろんトレーニングが最大の目的ではあるが、リラックスできる時間もかなり大切なはずだ。ではライダーたちは、雪上以外の時間をどのように過ごしているのだろうか?
「大会期間中であればライダーの負担にならないように外食することが多いんですが、今回は練習ということで自炊していました。毎晩、トランプゲームで次の日のご飯当番をふたり決めるんですよ。朝と昼ごはんは各自。卓は器用にさくさくと自分の分だけ作って食べてたり、ライダーによってはサンドウィッチだったりインスタントラーメンだったりと、それぞれの個性が出ていて面白いんです。山から戻ってくるとスマートフォンに触れている時間が多いですが、ストレッチしたりスケートボードをしたり本を読んだりと、各々がリラックスできていたようですね」
 

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「チーム全体としては、お互いが刺激し合って非常にいいトレーニングができていると感じています。卓、歩夢、來夢はそれぞれ個性のあるスタイルで各々のルーティンや技の練習に集中。女子は去年からチームに加わった胡桃が参加したことでふたりとなり、いい形で刺激し合いながら朝イチからパイプの営業終了まで滑り込んでいます。男女ともに自分がやらなければいけないことを客観的に捉えることができており、それらを考えながら練習しています。とにかく楽しみながら練習している姿が印象的ですね」
このようにチームマネージャーが語るように、BURTONチームはライディングだけでなく精神面も含め、仕上がりは順調だ。12月からはオリンピック日本代表の座をつかむべく、その選考対象となるワールドカップが待ち受けている。
彼らの躍動に期待したい。
 

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photos: BURTON

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