BACKSIDE (バックサイド)

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AIRBAG
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平昌五輪へ向けたアメリカの最終兵器は雪上キッカーの着地部にエアバッグ

2017.06.29

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技術大国・日本の専売特許と言えば、レスポンスエンジニア代表の押部宣広氏が開発した、世界初のエアマットランディングシステムを搭載したジャンプ練習施設である。2003年に開業した神戸KINGSをはじめ、千葉、埼玉、長野、富山、大阪、福岡など、全国津々浦々に展開しており、今夏には北海道にもオープン予定といったように、その勢力は今なお拡大中だ。
最大の特徴としては、ランディング斜度をつけた立体型エアマットなので、より雪山のジャンプ台に近い感覚で練習できるということ。さらに、エッジング可能な人工ブラシをアプローチに敷き詰めているため、通年トレーニングが可能という点が挙げられるだろう。
角野友基は幼少期からこの施設でトレーニングを行っており、人工ブラシ&エアマットでの滑りと雪山でのライディングをリンクさせることにより、世界トップに上り詰めたことは紛れもない事実であり、その話は世界中から注目されていたことだろう。
そして、平昌五輪を目前に控えた今。アメリカのスロープスタイル&ビッグエアのナショナルチームが秘密兵器を導入した。2004年に開催されたTOYOTA BIG AIRのチャンピオンなので名前をご存知の読者諸兄姉もいることだろうが、マーク・アンドレ・ターレが代表を務めるACROBAG社と、KATAL INNOVATIONS社がタッグを組み、ランディング斜度のついた移動式エアバッグを開発。先日、米カリフォルニア州に位置するマンモスマウンテンに設置されてトレーニングが開始され、公開された動画がこちらになる。

映像をご覧いただければわかるように、近しいスペックのジャンプ台が2基用意されている。ひとつにはエアバッグが設置されているため、新しいスピントリックや回転軸などの感覚を養ったら、すぐさまとなりのジャンプ台で実践の練習ができるという好環境を創造したわけだ。
前述したように、角野は常に雪上でのジャンプを意識して日本のエアマット施設でもトレーニングを行ってきた。もちろんセンスもあったのだろうが、こうした相互性の高い練習を取り入れたことで世界トップにまで上り詰めたのだろう。
それがすぐさま実践できる環境を手に入れたアメリカ。しかも、今年のマンモスマウンテンは残雪が多いため、8月までの営業が決定している。今後のアメリカチームの動向からも目が離せない。

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