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鬼塚雅は2連覇ならずも銅メダル獲得。FIS世界選手権スロープスタイル結果

2017.03.12

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スペイン・シエラネバダで行われたFIS世界選手権の男女スロープスタイルが幕を下ろし、男子はセップ・スミッツ(ベルギー)、女子はラウリー・ブルーイン(カナダ)が優勝。2年前の同大会で史上最年少優勝を飾り、今大会での2連覇が期待されていた鬼塚雅は銅メダルに輝いた。藤森由香は8位。
同スケジュールでX GAMESノルウェー大会のスロープスタイルとビッグエアが開催されていたため、主力ライダーが不在のなか行われた世界選手権だっただけに、予選から圧倒的な強さを誇っていた鬼塚の2連覇が有力視されていた。
ひとり2本のランからベストポイントにより争われたのだが、鬼塚の1本目は転倒こそしなかったものの、いつもの彼女らしい安定感のあるジャンプを繰り出すことができず。不安定な雪質など、コース状況が厳しかったようだ。転倒者が続出したため1本目はトップにつけるも、2本目では2名に逆転を許してしまい、3位で迎えた2本目。全体としては安定感のあるランを披露するも、得意のCAB900でグラブを入れることができなかった。その結果、スイッチBS540やダブルバックフリップなどを成功させたラウリーのポイントにわずか1ポイント及ばず。2位のゾーイ・サドウスキー(ニュージーランド)は16歳ながら、CABダブルアンダーフリップ900をメイクするなど、ポテンシャルの高さを感じさせるランを魅せるなど、わずか1ポイント以内に上位3名がひしめく大激戦となった。
無念の8位に終わった藤森はスピード調整に苦しんでおり、1本目は飛びすぎてしまいCAB720で転倒、2本目は反対にスピードを抑えすぎてしまいBS720がランディングまで届かずに転倒してしまった。
男子優勝のセップは、スイッチBSダブルコーク1080やCAB1260など得意のスピントリックをしっかりとまとめたランを披露。1440やトリプルコークなどシーンの最前線にある高難度トリックが繰り出されることはなかったが、安定感のある滑りでの金メダル獲得となった。
 

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女子スロープスタイル結果
1位 ラウリー・ブルーイン(カナダ)
2位 ゾーイ・サドウスキー(ニュージーランド)
3位 鬼塚 雅(日本)
8位 藤森由香(日本)
 
男子スロープスタイル結果
1位 セップ・スミッツ(ベルギー)
2位 ニコラス・フーバー(スイス)
3位 クリス・コーニング(アメリカ)

photos: FIS SNOWBOARD

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