BACKSIDE (バックサイド)

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X GAMESノルウェー大会スロープ決勝はスヴェンとアンナの美男美女が頂点に

2017.03.11

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ノルウェー・ハーフィエルで開催されているX GAMESのスロープスタイル決勝が行われ、男子はスヴェン・ソーグレン(スウェーデン)、女子はアンナ・ガッサー(オーストリア)がそれぞれ優勝を飾った。男子の2位はステール・サンドベック(ノルウェー)、3位はセバスチャン・トータント(カナダ)。女子の2位はジェイミー・アンダーソン(アメリカ)、3位はジュリア・マリノ(アメリカ)となった。なお、今大会に日本人ライダーは出場していない。
ファイナルの舞台ではひとり2本滑走し、そのベストポイントで争われた。7つのフィーチャーが用意されており、一部は割愛させていただくが、コース上部からジブ→ジブ→ジブ→2ウェイ・ジャンプ→ジャンプ→ジャンプ/ポールジャム→ジャンプというレイアウトになっている。ナイターでの開催ということもあり、雪質はとてもアイシーでスピードに乗りやすかったようで、セクション間がよりタイトに感じたことだろう。
男子優勝のスヴェンは、2本目で大逆転を演じる。FSテールブラント270アウト→BS180トゥCAB360アウト→CAB270オン270アウト→FS1080→BS1440→ダブルBSロデオ900→CAB1260と、巧みなジビングでの足さばきや十八番のフラットスピンが映える内容だった。特に、FS1080のミュート&テールのダブルグラブや、ラストヒットのCAB1260をローストビーフで決めるなど、その独創的なスタイルも際立ち、92.66ポイントで逆転優勝を飾ることに。予選でも1位通過だったので、完全優勝といえる内容だった。

シルバーメダルを獲得した、ソチ五輪スロープスタイルの銀メダリストであり地元を代表するステールは1本目から、ハードウェイCAB180オン→BS180オンCAB360アウト→CAB270オン450アウト→CAB1260→FS1440→ボードスライド630アウト→BS1260で88.66ポイントをマーク。前半から圧巻の滑りを地元で披露するも、逃げ切ることはできなかった。

3位のセバスチャンは、FSリップスライド→BS180オンCAB360アウト→CAB270トゥフェイキー→CAB1260→BS1440→ボードスライド630アウト→FSダブルコーク1080と、ルーティンだけを見るとステールと甲乙つけがたいように感じるかもしれないが、ラストヒットのジャンプが小さかったことや、ジビングの難易度に若干の差が出たようで84ポイントとなり、一歩及ばなかった。

 

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女子優勝のアンナは、1週間ほど前のBURTON US OPENスロープスタイルを制しているだけに、調子は上々だ。FSノーズスライド→BSボードスライド→50-50トゥBS180アウト→CABダブルアンダーリップ900→BS720→バックフリップ→FS540で89ポイントを叩き出し、2本目でトップに立った。

1本目でミスをしていたので後がなくなったジェイミーは女王としての勝負強さを発揮し、FS50-50→FSリップスライド→BSボードスライド270アウト→FS720→BS540→CAB720→スイッチBS540をクリーンに決めてきた。完成度やバリエーション、ジブの難易度などトータルで見るとアンナを上回っているようにも見えたが、88ポイントと1ポイント届かず2位に。アンダーフリップやバックフリップなど派手なトリックを得意とするアンナだけに、ジェイミーの玄人好みのランは受け入れられなかったということなのだろうか。

X GAMESアスペン大会の同種目チャンピオンであるジュリアは2本目、FS50-50→FSリップスライド→50-50トゥFS180アウト→CABダブルアンダーリップ900→BS360→バックフリップ→FS720を決めて逆転を狙うも、惜しくも86.66ポイント。だが、しっかりと表彰台に食い込んでくるあたりは、まだ19歳ながら勝ち方を覚えてきたとも言えるのかもしれない。これからが楽しみなライダーのひとりだ。

男子ではX GAMESアスペン大会の同種目を制したマーカス・クリーブランド(ノルウェー)を筆頭に、マーク・マクモリス(カナダ)やマックス・パロット(カナダ)らは2本とも決めきることができなかった。女子ではアンナがBURTON US OPENに引き続き連勝となり、新女王の誕生を予感させた今大会。
 
X GAMESアスペン大会、BURTON US OPEN、そして今大会とビッグコンテストを取材してきて、このスロープスタイルとビッグエア種目に関しては、日本と世界との間に大きな差があることを改めて感じさせられた。2018年のピョンチャン五輪まで1年を切っていることもありトリックの進化が加速しているとはいえ、その加速度はさらに増していくはずなので、残りのシーズンで日本人ライダーたちがどこまで成長することができるのか。注目したい。
X GAMESノルウェー大会は、続いてビッグエア決勝が現地時間の3月11日(土)に行われる。
 
男子スロープスタイル結果
1位 スヴェン・ソーグレン(スウェーデン)
2位 ステール・サンドベック(ノルウェー)
3位 セバスチャン・トータント(カナダ)
4位 トルゲイル・バーグレム(ノルウェー)
5位 マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
6位 マーク・マクモリス(カナダ)
7位 マックス・パロット(カナダ)
8位 モンス・ロイズランド(ノルウェー)
 
女子スロープスタイル結果
1位 アンナ・ガッサー(オーストリア)
2位 ジェイミー・アンダーソン(アメリカ)
3位 ジュリア・マリノ(アメリカ)
4位 エンニ・ルカヤルビ(フィンランド)
5位 スペンサー・オブライエン(カナダ)
6位 ヘイリー・ラングランド(アメリカ)
7位 シェリル・マース(オランダ)
8位 シリエ・ノレンダル(ノルウェー)

photos: X GAMES

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