BACKSIDE (バックサイド)

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INTERVIEW

「X GAMES ASPEN 2017」開幕直前の平岡卓を直撃

2017.01.27

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世界中のスノーボーダーが熱い視線を送る世界最高峰のコンテストとして名高い、1月26日(木)から開幕する「X GAMES ASPEN 2017」。今シーズン、まだ大会に顔を出していない平野歩夢、平岡卓、角野友基ら日本のトップランカーたちの初戦ということもあり、現地に乗り込んで取材することにした。今回はソチ五輪銅メダリストであり、2015年の同大会で銀メダルを獲得した平岡卓を直撃。

 

唯一無二の存在になる

 
「X GAMESはデカい大会だし、自分のなかでも自然と気合いが入ります。気持ち的にも追い込まれるくらい。2年前にシルバーメダルを獲ったときの感触がけっこう残ってますね。あのときは、覚醒した自分を感じることができたし、それが自信につながったから。昨シーズンは調子が悪くて、それで自信をなくしていた部分があったけど、そういうときに“オレはもっとやれてた”って当時の自分を思い出したりすることはあります。今大会に関しては、大会に出ること自体がひさしぶりだから、どこまでできるか試す感じにしたいですね。
これまでの自分はとんとん拍子でレベルアップしてきたけど、今はトリック的にハマってるというか、ここから先は命がかかってくるレベルだし、自分のなかで行き詰まってる部分はあります。これから新しい技も練習しないといけないから、そういう意味では大会に出てない分、練習に当てられるから進化したいけど、なかなか難しいですよね。ここまでのレベルにはみんな来れるけど、ここから先は本当に難しい技ばかりだからこそ、そこにチャレンジしていきたい。
その壁を越えるためにも基礎的な練習も含め、考えながら滑りまくっています。新しいトリックや1年後のオリンピックでやりたい滑りとか、イメージはできていて、けっこういいところまではきてます。とにかく自分を突き詰めていくことに集中したい。それ以外にはあまり興味がなくて、周りを意識して誰かに勝ちたいと思って滑ってたら、そういう滑りになってしまうし、自分の滑りじゃなくなる。完全に自分の世界に入り込んで自分の感覚を突き詰めていくことで、唯一無二の存在になれるというか、それがスタイルなのかなって思います」

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