BACKSIDE (バックサイド)

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INTERVIEW

FREESTYLE MIND Vol.3 ~小西隆文~

2016.09.01

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フリースタイルスノーボーディングを通してスノーボーダーとしてのアイデンティティが形成され、雪山に生きることで自然との調和を原点とした人間力が高まっていく。自由だからこそ能動的に物事を思考し、それを表現するスノーボーダーたち。そんな彼らのフリースタイルなマインドに迫るショートインタビュー連載。

「“飛び”があってこそ」フリースタイルスノーボーディングである

徳島に生まれ、世界中のパークで腕を磨き、カナダのバックカントリーで鍛え上げた。現在は長野を拠点とし、国内外で精力的に活動している小西隆文。広大なバックカントリーにひと筆書きのような美しいラインを刻みながら、ナチュラルかつ力強いライディングが印象に残る。そんな彼が考えるフリースタイルスノーボーディングとは?
 
「ジャンプやと思う。飛ぶアクションが入っていないと、フリースタイルって言葉はあんま使えへん。だから、常に飛べるラインを意識して滑っている。“飛び”があってこそのフリースタイルスノーボーディングやね」
 
小西は現在38歳。彼の映像を観ているとここ数年、ジャンプが巨大化していることに気づかされる。かつては飛んでいた国内のベテランたちがライン系の滑りに傾倒するなかでジャンプにこだわり、バックカントリーでの経験を積み重ねるごとに、年齢を感じさせないフリースタイル力が育まれていく。
こうした滑りや姿勢に、フリースタイルスノーボーディングの本質が宿るのではないか。

photo: Hikaru Funyu

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