BACKSIDE (バックサイド)

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TerjeHaakonsen
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COLUMN

ジャンプを加えた究極のバンクドスラローム大会をテリエの滑りから知る

2018.04.09

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4月3〜8日にオーストリア・イシュグルで開催された新感覚コンテスト「BANKED AIR」。既存のバンクドスラロームとは異なりタイムのみで争われるのではなく、フリースタイル要素が加えられたこの大会のフォーマットがとても面白い。このBANKED AIRの魅力をひも解くべく、最高ポイントを叩き出したテリエ・ハーカンセンのライディングを追い撮りした映像とともに紹介したい。

映像をご覧いただければわかるように、フロントサイドとバックサイドのヒップが交互に組み合わされている。通常のバンクドスラロームのようにフロントサイド→バックサイドを交互に通過していくのだが、ターンだけではなくジャンプが求められるのだ。飛ぶということはエアの高さが必要であり、スタイリッシュな技を繰り出さなければならないのはフリースタイラーの常。そのために、スピントリックの場合はどの回転方向でも540以下という制約が設けられている。
さらに、高く飛べばスピードをロスしてしまうためタイムレースとしてタブーであることは想像に難くないだろう。そこで、ハイエアはエアタイムとして、スタイリッシュな技はジャッジングにより、それぞれタイムからマイナスされるというルールで行われている。ここが画期的と言えるのだ。
BANKED AIRが誕生した背景には、1990年代に爆発的なムーブメントを起こしたことでフリースタイルスノーボーディングの礎が築き上げられ現在に至るわけだが、その時代を牽引してきたライダーたちを招きたいという狙いがあるようだ。当時誕生したフリースタイルスノーボーディングの価値観としては速く滑るライディングスキルだけでなく、エアの高さやスタイリッシュなトリックを同等に評価することに重きを置いた結果、この大会が生まれたというわけ。
こうした大会が世界的に広まることで、これまで以上にフリースタイルスノーボーディングが面白くなりそうだ。

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