BACKSIDE (バックサイド)

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COLUMN

USグランプリを制したショーン・ホワイトは王者として返り咲いたのか?

2017.02.07

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アメリカのオリンピック代表選考レースとして名高いUS GRAND PRIXがカリフォルニア州マンモスマウンテンで行われ、男子ハーフパイプでショーン・ホワイトが優勝を飾った。昨年12月にコロラド州カッパーマウンテンで開催されたFISワールドカップではまさかの18位で決勝へ進めず、先日のX GAMESでは2年ぶりの出場を果たすも11位と精彩を欠いていただけに、ショーンにとっては安堵の勝利ということだろう。
そのX GAMESスーパーパイプでは、自信のほどをのぞかせてはいたものの、まさかの2ランともに転倒するという悪夢に襲われた。そのときのルーティンを紹介すると、1本目はBSエア→FSダブルコーク1080とつなぎ、3ヒット目にCABダブルコーク1440を狙うも着地に嫌われてしまった。この瞬間、2014年のソチ五輪でメダルを逃した際にも同じようなミスを犯していたという記憶が蘇った。ソチ五輪では3大会連続の金メダルがかかっていたこと、また、その時点でトップに立っていたイウーリ・ポドラチコフが同トリックとBSダブルコーク1260を決めていただけに、2本目も同ルーティンで攻めるほかなかったのだろう。CABダブルコーク1440は転倒こそしなかったものの回転が足りずにボードがドライブしていしまい、得点を伸ばすことができず4位でメダルを逃す結果に。
しかし、今年のX GAMESでの2本目は3ヒット目をCABダブルコーク1080と難易度を落としたにも関わらず、着地を合わせることができなかった。その結果として11位という屈辱を味わったのだ。
そして、今回のUS GRAND PRIXでは、BSエア→FSダブルコーク1080→CABダブルコーク1080→FS540→BSダブルコーク1260→FS900というルーティンで優勝を飾ったのだが、これは2010年のバンクーバー五輪で金メダルを獲得した際と同レベルの内容である。もちろん、パイプの状況や天候による影響など、外的要因が異なるため一概には言えないが、代表の座を射止めるために確実な作戦をとったのだろうか。はたまた、30歳という年齢を鑑みると“限界説”とも言えるのか。
昨シーズン、圧倒的なエアの高さを誇って完全復活をアピールしたBURTON US OPENでは、来年のピョンチャン五輪だけでなく、2022年の北京五輪も狙うと公言していたショーン。US GRAND PRIXには、アメリカ以外の強豪ライダーはオーストラリアのスコッティ・ジェームスなど一部のライダーのみの出場だったため、その真価は、3月4日(土)にコロラド州ベイルで行われるBURTON US OPENハーフパイプ決勝の舞台で問われることになる。

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